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リバティープリントのちから

テレビ出演の話が決まると、
誰でも「何を着ようかな」と、迷うのではないだろうか。



1985年、「趣味の園芸」に初出演してから20年ほどの間は、
迷わずに、いつもダンガリーのシャツを腕まくりして登場していた。
テレビの主役はハーブで、私は引き立て役。
ハーブがきれいに見えるには、無地で淡いブルー系がよい。
それなら、ダンガリーシャツがぴったりというわけだった。

はた目には、いつも同じ作業着に見えるらしく、
「広田さんの制服」などと笑われたこともあった。
実は、心意気として一回ごとにカルバン・クラインやスキャパ、ペンドルトンなど、好きなデザイナーやメーカーのシャツを新調していたのだけれど、ほとんどが同じタイプなので、気づいていた人は少なかったにちがいない。

さて、今年は7月の「グリーンフィンガーズ」出演の依頼を受けた。
これは「趣味の園芸」の終わりの5分コーナーで、1ヶ月を通じて、1つのテーマを一人で分かりやすく解説するという趣向だ。
「ハーブレッスンABC」と題して、ハーブの楽しみ方を紹介するのだが、
制作の都合上、5週続けて同じ服で出演を、とのこと。

さて、どうしたものか。
今までのようなダンガリーでは、年を重ねた分、みすぼらしく見えないでもない。しかも運悪く腰痛が辛いので、明るく元気な色で楽しげに見えるといいのだけれど・・・。

そうだ。あのリバティーの布で、ブラウスを作ろう。
ひらめいたのは、数年前、リバティー社のタナローンの生地で面白い柄を見つけた。
写真のように、深いワインレッドの地色に、ロゼの色の如雨露が連続模様になって浮き出ている。ちょうど、この柄にそっくりのブローチもある。
リバティーといえば、小花模様を連想しがちだが、幾何学模様もあればこうしたテーマ性をもつパターンもあるのだ。





これは、ガーデニング愛好家のためのSEED PACKETS という夢のシリーズにはいっていた。デザイナーの名前だろうか、Mack Evoyとよばれている。ほかにも色違いがあったが、私はこのワイン色の濃淡が気に入った。

思った以上に反響があった。
先ず、番組の中で司会者の柳生さんがシャツが素敵だとほめてくれた。
知人友人からも、内容はさて置き、シャツが似合ったとか、どこで買ったかなどの電話やメールが数多く入った。
傑作なのは、柄がよく見えなかったが、ティカップだったかしら、というメールもあった。なるほど、確かにそう見えないこともない。

ブラウスを縫ってくれたFさんも喜んでくれた。
今まで数え切れないほどテレビに出たが、着るもので問い合わせなどめったに無かった。
これはリバティーの生地が持つ、パワーのような気がしてならない。



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