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ヒキガエルとエコロジー



毎日降り続く雨の中で、気分を明るくしてくれるのが、黄色いユリだ。

ハコネサンショウバラの根元に、挿し木コーナーがある。
赤玉土の小粒を入れたポットをトレーに並べ、
ハーブの小枝を気軽に挿しておくだけなのに、成功率は高い。

ときどき雑草を抜いたり、枯れ枝の始末をしているが、
先週からビニールポットの一つは、
痩せ細ったヒキガエルのマイホームとなっている。
9センチ四方のスペースに体をうまく嵌めたまま動かないのだ。
すぐ隣のジャスミンのポットを入れ替えしても、抵抗や攻撃の気配はなく、
生きている証拠といえば、まぶたと鼻腔がときどきひくひくするぐらいだろうか。



毎日気をつけて観察しているうちに、大きな発見があった。
最初に見つけたときは、体の色全体が渋いダークブラウンだったのに、
昨日は背中が肌色と茶色い斑点に変わっているではないか!!!
そして、今日は前よりも色は薄いが、背中がまた茶色に戻っている。

いろいろと調べてみると、
我家に前からいたカエルは、アズマヒキガエルらしいことが解った。
普通カエルと言えば池や沼など、水のある場所に棲むと思われがちだが、
このヒキガエルはふだんは森や庭に潜んでおり、
2~4月の産卵期の時だけ何キロも移動するのだそうだ。
時々車に轢かれているのを見かけるのは、
そういうことだったのか・・・・。

カエルの集合場所も産卵の水場も、開発など環境の変化に伴って減少し、
日に日に棲みにくくなっているという。
これについては、まさに思い当たることがある。

2月18日のブログを見てほしい。
小さな池を作って以来、毎春ヒキガエルのラブホテルと化し、
オタマジャクシ害に悩まされてきたので、一計を案じたことを書いた。
私はそれほどカエルたちが追い詰められていたことを、知らなかった。
あれはカエルたちへの、虐待だったのか。
うーん、悩んでしまう。

ところで、カエルについて調べていたら、エコロジーに行き着いてしまった。
数ある情報の中でも以下のシリーズは、とても参考になり、興味深かったので御紹介したい。
それは、イトヒロの東京不自然図鑑{eco-tour.jp}の
http://www.eco-tour.jp/special/0701/itohiro/itohiro-12.html だ。
特に次のくだりは、とげのように心に深く突き刺さった。

『ヒキガエルの減少は開発で住処を追われているせいもありますが、
自然環境の悪化が大きな原因です。皮膚を露出して生きる両生類は、
化学物質による水質汚染、オゾン層破壊による紫外線の増加や酸性雨などの環境汚染にも、真っ先に影響を受けやすいのです。
そのために、世界中で急激に両生類が減少している報告があります』

こうして考えてみると、
カエルの卵が孵ってオタマジャクシとなり、ヤゴからトンボになる我家の小さな池は、
エコロジーを考えるのに格好のステージではないだろうか。

右手で撮影したのでピントが悪いが、
左の掌のカエルは今年生まれた体長1センチほど赤ちゃんである。
この小さな命が無事大きくなるように、
庭の環境にはあらためて気をつけたいと思う。




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