HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

それぞれの春

24年前の夏、
15人の家庭の主婦が、評論家の秋山ちえ子先生と共に、アメリカへ旅立った。
観光が目的ではない。
外資系会社の小論文コンテストに応募し、難関を突破してきたメンバーが、
アメリカで福祉や生涯学習などを学ぶために、意気揚々と出かけたのである。
まだ主婦の海外旅行などは、経済的にも周囲の状況からもなかなか適わなかった頃だ。

ウイスコンシン州にあるジョンソン本社は、税引き前の収入の5%を社会のために還元することを社是としている。その一環として、意欲ある日本の家庭婦人を、アメリカへ招き、国際交流を通じて学習の場を与えるプログラムを続けており、私たちは最終回の11回生だった。
ありがたいことに、オールギャランティーで、お小遣いまでついていた。



あれからおよそ四分の1世紀が過ぎた。
15人のメンバーはその後、どのような道を歩んだのだろうか。

今日、久しぶりに11回生の集いがあり、11時半から4時まで積もる話に花が咲いた。
熊本からHさん、四日市のMさん、蓼科のKさんなど、遠くから駆けつけたメンバーがいて、参加者は8名。

脳梗塞で倒れたHさんの快気祝いも兼ねての集いで、Hさんの奇蹟的とも言える回復ぶりに、抱き合って涙する姿もあった。
15名のうち、残念なことに1名が旅立ち、メンバーは14名になってしまったが、近況報告を聞いていると、張り切っている方ばかりだ。

インテリアの勉強を続けていたMさんは、とてもチャーミングに進化(?)
していた。インテリアコーディネーターとして、仕事のほうも大きなプロジェクトにかかわっている。ダンスの趣味も彼女のセンスアップに、大いにプラスになっているようだ。



カントリーライフを送るために首都圏から信州へ越したKさんは、敷地の中にログハウスの工房を建て、織物を趣味としている。娘さんが青年海外協力隊でボリビアに駐在している間に二度かの地を訪れ、ペルーで亡くなった実の祖父の消息を探し当てたという。今度はペルーへ行くという彼女のバイタリティーに、脱帽!!!

外国人に日本語を教える教師のTさんは、ボランティアも一生懸命に続けてきた。数年前から太極拳に魅せられて習い出し、大きな大会に出場したり、本場の中国まで習いに行っているという。特に「扇」と「剣」が好きだと語る顔つきはいきいきとして、少女のよう。生き甲斐を見つけた人は、美しい。

家族を大事に考え、きめ細かい豊かな暮らしを実践しているのが、高校教師のHさん。孫の話をするときの実に幸せそうな笑顔は、天下一品だ。

プロ級のテニスで健康的に日焼けしたMさんは、長い間国際留学に携わってきたオーソリティーだ。そして熟達した日本語教師でもある。

Hさんは70代中盤に差し掛かっているとは思えないほど、きれいな方だ。病気を克服しようとリハビリに通いながらも、患者やお年寄りに笑顔の幸せを届けている。

この季節、さまざまな花が咲くように、人にもそれぞれの春が訪れているようだ。


HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。