HOME:広田せい子のハーブガーデン

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庭に植えてはいけない樹

こんな筈では……

貸し農園を長い間利用していた間、一番の不満は樹木を植えられないことだった。
念願のマイホームが建ちマイガーデンができた時、嬉しさのあまり次々に好きな木の苗を植えたのは、いうまでもない。
考えなしに起こした行動というものは、困った結末をよぶ。
それまでは草花や野菜と付き合ってきたので、今にして思えば同じ感覚で植えたのだろう。庭のあちこちに、幼い苗木が根付いていった。

樹木が育っていくのを見るのは、わくわくする日々だった。
なかでも、芳樟の生長には目を見張るものがあった。たった9センチのポット苗を玄関脇に植えたら、あれよあれよという間に玄関のひさしを超し、幹も太くなってきた。香りのよい葉はさやさやと茂り、1年中緑のままで我が家のランドマークとなった。
それもそのはず、この樹はクスノキの亜種で、ニオイクスノキの名を持つ、香水の原料を採る香料植物だ。高貴な香りの精油が多いので虫がつかないため、仏像を彫るのにも適している。この点が気に入ったので植えたのだったが、そのときは、まさか30メートル近く生長するとは思わなかった。

高く伸びるということは、枝張りも同じぐらい伸びる。
隣の家が日陰になってはと、業者に頼んで枝おろしや強剪定を繰り返してきたが、費用も馬鹿にならない。職人へのお礼のほかに小型トラックに満杯となる枝葉の捨て賃が、これまた大変な金額なのだ。
そろそろ手を入れる季節がめぐってきたので思案していたら、縁あって若くてバリバリのよい職人さんと出会った。
朝8時半から作業開始。するすると樹の上まで登るや見事に枝を払い、お茶の時間には助手とともに片づけがあらかた済んでいた。

夫も交えて庭のテーブルで、お茶を飲みながら話を聞くと、彼は29歳。
親のあとを継いだのかと思いきや、ちがっていた。高校時代から好きな植物の仕事をしたいと思うようになり、卒業後、4年間その道の職人に弟子入りして修行。現在は造園会の社長で社員が7名いるという。

若いうちから進路を決め、ゴールに向かって進む若者にエールを送る一方、
ムードに惑わされて、樹木の選定を誤ったことを反省している。
クスノキのような大木は公園や広場に植えるもので、庭に植えてはいけない樹だ。ユーカリ、サクラ、ミモザ、セイヨウボダイジュも要注意。
これは経験者からの、実感がこもったアドヴァイスだ。



我が家のランドマークとなっている、玄関脇の芳樟の大木。


身軽にするすると樹に登り、枝を払い、樹形を整えていく早業。


1時間もしないうちにこれこの通り。枝葉をこのぐらい残しておくのが
ポイント。あまり切り詰めると芽吹きが悪くなり、生長に支障がでる。

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