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? ? ? な商品 その3

たぬき脂(たぬきあぶら)

「がまの脂」は万病に効くという。
しかし、実物をまだ見たことはない。
畑仕事の道具入れにいつも入れてあるのは「馬の脂」だ。
2種類持っているが、馬のたてがみの部分の脂を精製した「不思議油」は、切り傷や虫刺されによく効き、大切に使っている。

動物の脂が怪我に効くといっても、信じない人が多い。
その点私は経験上理解しているので、この手の民間薬にはいつもアンテナを高くしている。

土佐の高知の朝市で、「たぬき脂」を見つけたときは、
???で興奮してしまった。
しかもいつも行くお城の下に立つメジャーな日曜市ではなく、
何曜日だったか忘れたが、こじんまりとしたマイナーな市でのことだ。
小柄なおばあさんが、自信満々に「たぬき脂」の効用を述べている。
「これは、若々しい元気なたぬきの****から採った他にはない薬だ。(***印は残念ながら聞き漏らした)やけど、切り傷、日焼け、虫刺されにはすぐ効くよ。歯が痛いときには脱脂綿にちょっとつけて虫歯の中に詰めると、すぐによくなるからね」
驚いたことには「頭が痛い時やおなかが痛い時に、飲んでごらん。直ぐによくなるからさ」という。

飲む勇気はないが、私の「脂コレクション?」が増えるのが嬉しくて、
値段を聞いてまたびっくり!!!
フイルムのケースに詰めたものが何と3800円。高すぎだというと、
「他の人は、5000円で売ってるからうちのはお買い得なんだけどねえ」
と迫る。
とうとう買ってしまったのが、これ。





常温で溶けやすいので、冷蔵庫で保管している。
効き目? もったいなくて今のところ1500円の馬の脂を愛用中だ。

むしろ、たぬき脂に頼ることなくこれまで過ごしてきたことを、喜ぶべきかもしれない。

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