HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

きのこトライアル

ドライブの途中、道の駅や朝市の看板がが目に入ったら、私は素通りができない。
「ちょっと見るだけよ。絶対に買わないから」と声に出していい、心でも固く決意しているのに、誘惑には勝てない。

やくらいへ来たら、帰り道に「土産センター」をのぞくことにしている。
ここには農家の人たちが持ち寄った野菜や山菜、米、保存食から花苗、手工芸品まで、さまざまなアイテムが並んでいる。
特に季節、季節に珍しい野菜とか山菜が出るので、わくわくする。
今回も固く心に誓ったはずなのに、やはり段ボール箱に一杯の買い物となってしまった。 

宅急便で送らずに持ち帰ったのは、早く食べて見たいキノコ類である。
帰宅するなりまず、バスケットに並べてパチリ。

落ち葉がついた天然のナメコ以外は、初めて食するキノコばかりだ。
ソフトボールより大きい白いキノコは、ヤマブシタケ。ハリネズミのような細いとげとげがびっしり生えている。





キノコは中毒したらひじょうに怖ろしいため、私は口に入れる前に必ず図鑑などで身元調査をすることにしている。
この点、土産センターでは出品者の名前と電話番号のシールが張ってあるので、質問や確認ができるから嬉しい。



ナメコ


ヤマブシタケ


調べて見ると、形が山伏の篠懸衣(すずかけころも)という装束に似ているので、この名がついたという。ブナやミズナラの枯れた幹に生え、あの有名な博物学者の南方熊楠でさえも、紀州の山の中を40日探し回ってやっと見つけたそうな。
もしかして天然? と思ってシールに記された伊藤さんに電話をしてみた。
結果は、ザーンネン! 栽培したものでした。
伊藤さんのおすすめで、さっと茹でてスライスし、刺身のようにワサビ醤油で食してみた。ほのかな甘さと軽い苦味、歯ごたえのある食感か大人の味だ。お吸い物、中華風炒め物、てんぷらにしてみた。しかし、一番美味しかったのは、イタリア風だった。
ガーリックの薄切りとトウガラシの輪切りをオリーブ油で炒め、香りを立てる。適宜の大きさに切ったヤマブシタケを加えて、塩、胡椒する。火が通ったらできあがり。
ひじょうに油を吸いやすいため、キノコを入れたら手早く調理すること。
「アリオ・エ・オリオ・コン・ペペロンチーノ」にキノコが加わったと思えばよい。もちろんスパゲッティとの組み合わせは、抜群の味だった。

アワビタケには驚いた。調理したら本当に鮑そっくり!!!
こげ茶色のサルノコシカケみたいな肉厚のキノコで、スーパーで売っている同名のキノコとは、まるでちがう。




アワビタケ


アワビタケ:調理したら鮑とそっくり!


早速、調べて見るとウスヒラタケを、アワビタケの名前で流通していることが多いらしい。
煮鮑みたいな一品の作り方は、次のとおり。
アワビタケを一度蒸してから、上等の出汁に砂糖と酒を少々加えた中に浸し、弱火で20分ほど煮る。厚めのそぎ切りにしたら、煮鮑そっくり。
ただし、冷めると硬くなるので、温かい状態でサーブするのがコツ。

土地の人たちがカノカ、ブナカノカと呼んでいるのが、ブナハリタケだ。



ブナハリタケ


ベージュ色の波打つような形で表面はなめらか、裏面は針状になっているのが大きな特徴で、トウガラシをセットして売っていた。30分ほどトウガラシ水に漬けておくと、ひそんでた虫が出てくる。
秋茄子の美味しい季節になると、祖母はよくナスとキノコの油炒めを作ったものだった。ナスには毒消しの力があるからだという。
祖母が作ってくれたように、ブナハリタケはナスと合わせた醤油味の油炒めにした。このキノコはボリュウム感というか、肉のようなリッチな食感がある。青森では「山の肉」というのも、うなづける。すき焼きや鍋物にもよいだろう。
秋は、馬肥ゆる季節。美味しい物が最も出回るときでもある。
肥えないように気をつけねば・・・。


HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。