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ブラムリー 再び

青りんごに魅せられた人

植物の伝播について調べると、興味が尽きない。
青りんごのブラムリーには、このようなヒストリーがある。

今からおよそ200年前、ロンドンから北東部200キロにあるノッティンガム地方の話である。
Mary(メアリー)という少女が自宅の庭にりんごの種子をまいたところ、
幸運にも発芽し、大きく成長したという。
その後1846年に、マシュー・ブラムリー(Mattew Bramley)氏が、りんごの樹も含めて屋敷ごとそっくり購入。
このおまけについて来たりんごはたいへん料理に適しており、おそらく評判になったのだろう。地域の苗木屋ヘンリー・メリーウエザー(Henry Merryweather)氏が、穂木の提供を申し込んだ。
ブラムリー氏は、自分の名前をつけてくれるならという条件を出して承諾。
こうして実生からできたりんごに、Bramley's seedlingという名前がつき、全国的に紹介されることとなった。
1883年には、英国王立園芸協会から最高賞を受賞したが、管理が悪かったのか1900年ごろに原木が倒木する不幸に見舞われた。
しかし、死んだとばかり思っていた老木の根元から、緑の枝が再びよみがえり、毎年たわわな実をつけるようになった。
2002年には、不死鳥・フェニックスを象徴する「偉大な木50選」に選ばれ、現在でも親木として直かに苗木を生産しているという。
                             (つづく)

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