HOME:広田せい子のハーブガーデン

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ワイルドハーブガーデンも、また楽し

今年の庭は、今までにない雰囲気を呈している。
まるでヨーロッパの野原の感じなのだ。

思い返してみると、去年は執筆と腰痛で庭の手入が思うようにできず、気がかりながらも雑草の種子をこぼしてしまったのが、大きな原因だ。
案の定、早春から雑草たちは喜んで我が物顔に庭中に顔を出してきた。
まだ霜柱が立つ頃にはハコベ、オランダミミナグサ、ノミノフスマ、カモミール、マーシュ、ウインターパースレイン、カラミンサ、ハルジオン、ナガミヒナゲシ、ゲンノショウコなどがデビュー。
次いで気温の上昇と共にスギナ、ヨメナ、ヨモギ、タンポポ、コブナグサ、
レモンバーム、カタバミ、サポナリア、イノコヅチ、ラミウム、ドクダミ、シソ、ツユクサ、サルビア・グラニティカ、ソロリア系のスミレ’ヴィオラ・パピリオナケア’、ヒメコバンソウ、バターカップなどが登場。

バラの新芽が出る頃になると、足踏みをしながら舞台の袖で出番を待っていた役者は、オシロイバナだ。大きな双葉で存在をアピールしていた。

こうして書き出してみると、以前から植えてあった球根や宿根草の間を埋めている雑草に見える植物たちのほとんどは、薬草や暮らしに役立つハーブばかりだ。従来のいわゆる雑草もあるけれど、ハーブとして植えた苗がちょっと目を放した隙に地下茎を伸ばしたり、種子をまきちらした結果、ワイルドハーブガーデンになっている。
もともとはこうした野原から、花が美しいものを花畑に、薬や料理に使えるものをハーブガーデンに植えたのが庭の始まりで、その違いは人間の手でコントロールするかしないかではないだろうか。

アセトアルデヒドの香りを撒き散らしながら、ドクダミと格闘を始めた私だが、咲き始めた純白の十字架花を見て、草むしりを止めた。
「そうだ。今年はワイルドハーブガーデンを楽しもう」
こう考えを決めたら、庭のたたずまいがさらに素敵に見えてきた。

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