HOME:広田せい子のハーブガーデン

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鎌倉・谷戸の春

T先生のお宅は、鎌倉の谷戸にある。
自然のたたずまいを残した山すそに建つ洋館は、年月の重みとあいまってぴったり周囲とマッチしている。
3000坪の庭の中央に立って周囲を見回すと、パノラマ状にせり上がる緑豊かな斜面が目に入ってくる。今は落葉の季節で、枝下ろしや剪定の直後なので稜線が見えるが、緑が繁茂する夏場は空が遠く見えるほどだ。

この庭にはなつかしい草花が伸びやかに育ち、いつ伺ってもしみじみと季節を感じて、幸せな気持ちになるのはなぜだろう。
きっと、確たる信念を持って毎日をていねいに暮らしておられる先生のお人柄と、スピリチュアルなものが庭にも反映しているのだと思う。

我が家の河津桜がちょうど七分咲きだったので、お持ちした。
「まぁ、広田さん。とてもよい桜でございますね。これは丈夫ですか。
育ちは早いほうでしょうかねぇ」と、気に入ってくださり、庭にどうかしらとおっしゃる。
「それはもう、これほど広い庭ですもの、どこに植えてもよく似合います。虫もつかず丈夫ですし、うちでは3年で4~5メートルに生長しましたの」
苗のお世話を約束して、庭をタンケンさせていただいたが、ここにも春が一杯。古典椿を愛されたお母様が植えられた名花の数々が花を開き、鎌倉幕府跡に植えられていたという鶯宿梅が香る庭には、日本桜草がそこここでピンクの色を添えている。庭中にあるバイモももうすぐ咲きそうで、栴檀の樹の下のタチツボスミレは文字通りすみれ色の花をつけていた。

帰宅してから河津町の苗木屋さんへ問い合わせてみると、覚えていてくれ、
「植え時はせいぜい1月までだから、12月頃に植えてはどうですか」とのこと。5本予約したが、あのお庭に早咲きの濃い目の桜色の花が咲くことを想像しただけでもわくわくしてくる。
今年のソメイヨシノはいつ頃開花するのだろうか。





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