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大流行の黄モッコウバラ






近所の住宅地を散歩すると、
垣根からこぼれるように咲くクリーム色の薔薇が、
昨年よりもぐんと多くなった。
流行という言葉がぴったりなほど、よく見かける。

これはキモッコウバラ(黄木香薔薇)だ。
小輪房咲きのこの花には、いったいどのぐらいの花弁の枚数があるのだろう。
80から100枚ほどの花弁を密に付けたこの中国原産の薔薇は、
とげはなく、花つきもすこぶるよく、害虫も病気にも縁がない。
何よりの長所は、成長が早いことで、5~6メートルなどはザラだ。

昨日の夕方、鎌倉のT先生からお電話をいただいた。
ご丁寧にも先日お送りした花のお礼をいただき、恐縮していると、
「そうそう、あなたのところから来たクリーム色のつるばらね、
伸びて伸びて、今2畳分ぐらいのグランドカバーになっているのよ」

「それから、不思議なのだけれど、ハマチシャの間にブルーベルが咲いたの。これもあなた?」

先生のお庭は、自然そのものの広大なお庭だ。
日本桜草と白山吹、オガタマが今花盛とのこと。
伺うたびに心惹かれるお庭に住み着いてしまったキモッコウバラが、
うらやましくてならなかった。

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