HOME:広田せい子のハーブガーデン

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マルメロの花





3年前に末の妹夫妻からもらった、
「まるめろ」の花が咲き始めた。

枝の先についたつぼみが淡い珊瑚色に見えるのは、
花弁の外側の色が出るからで、
開花すると五弁の花びらの内側が現れる。
それはほんのりと頬を染めた少女を思わせる
淡いやさしいピンクの花だ。

マルメロはイランやトルキスタンなどを原産地とするバラ科の喬木で、
日本へは江戸時代の寛永年間に、長崎に渡来したという。

可憐な花も香りの強い果実もよく似ているので、
マルメロは中国原産のカリンとよく混同されがちだ。
そのよい例が、長野県の諏訪湖周辺の特産品に、
咳止めによく効くカリンのはちみつ漬けなどがあるが、
現地の栽培地を見てみると、これはマルメロではないだろうか。

その簡単な見分け方は、マルメロは果実に産毛が密生している。
カリンは表皮に芳香性の油精分が浮き出し、ねっとりとするほどだ。

また、樹皮の色はマルメロは黒っぽく、老木になっても剥離しない。
カリンは緑褐色で、古い樹になるとうろこ状に剥がれる。

花で見分けるには、マルメロの雌蕊の花柱5本は離れているが、
カリンの花柱5本の下部はついている。

マルメロ、マルメロとつぶやいてみると・・・、
その語感と響きにはどことなく、洋風のニュアンスがある、
どうやらポルトガル語のようだが、きちんと調べてみたい。

マルメロの花咲き遠く吾は来し   山口青邨


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