HOME:広田せい子のハーブガーデン

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春の妖精 「スプリング エフェメラル」 

Spring ephemeral ・・・。
声に出してつぶやいてみると、何とロマンチックな響きをもつ言葉だろう。

英語のephemeralには、「カゲロウのようにはかない命」という意味があるが、
spring ephemeral といえば、植物用語で「春植物」のことをさしている。

カタクリやアズマイチゲ、エンゴサクなどがそのよい例だ。
春もまだ浅い頃、地上に草姿を現して開花し、周囲の樹木などが葉を広げる初夏には地下茎や種子などになり、いつの間にか地上部が枯れて消えていく「春の妖精」のような植物のことだ。

カタクリの群落は各地にあるが、
渡良瀬鉄道を撮影するために群馬県の足尾方面へ車を走らせている途中、岩宿を通りかかった。
岩宿は、それまでの考古学の概念をひっくり返す大発見のあった場所として知られているが、カタクリの群生地としてもよく保護されていた。




落葉樹の林の北斜面を、びっしりと埋めたカタクリの群落。




万葉集には大伴家持が詠んだ
もののふの八十乙女らが汲みまがふ 寺井の上の堅香子(かたかご)の花
という有名な歌がある。
古名を「カタカゴ」というのは、花の形が籠を傾けた形にみえるからだという。
この根を掘って粉にしたものが、本物の片栗粉だが、根は深くて粉にするのはとてもたいへんな作業といえよう。
それに生長がひじょうに遅く、花が咲くまでに7年はかかる。

栽培している方から花と茎をいただいたことがあったが、
甘味ととろみがあってやさしい春の味がした。
花の酢の物は、ピンクパープルの色が何ともいえないほど、すばらしかった。






キクザキイチゲに似ているが、これはアズマイチゲ。
くぼんだ場所に、泡立つ水が流れるように咲いていた。

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