HOME:広田せい子のハーブガーデン

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マリアンナさんとプリムローズ



「まぁ、この花・・・。なつかしいわ」
桜吹雪が舞う夕暮れの庭で、マリアンナさんが急に足を止めた。

彼女は近所に住んでいるスイス人で、私と同じ3人の息子のママ。
ときどき庭のテーブルでお茶をしたり、草花の話をする素敵な友達で、
今日はお使いの帰り道に、寄ってくれたのだ。

マリアンヌさんが指差したのは、プリムローズ(黄花の桜草)だった。
「私たちがプリマリーと呼んでいるこの花には、思い出があるのよ。
プリマリーはなぜか川のほとりが好きで、春早くに咲くの。
川辺の土手を黄色に染めて、それはそれはきれい。
4人姉妹の私たちは、仲良くこの花を摘んで花束を作ったものよ」

スイスのお母様とは、昨日電話で話をしたばかりとか。
「母は雪が降ったと言ってたわ。スイスの春はまだのようよ」

ニオイスミレも少し混ぜ、小さな花束を作ってあげたが、
今頃はスイスの少女時代を、思い出しているのではないだろうか。

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