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ニオイスミレの砂糖菓子

温室への小道に、
シャネル5番のような香りが漂っている場所がある。
そこは花盛りのプラムの樹の下で、
ニオイスミレのエリアとなっている。
温度が上がると香りも強くなるため、
天気がよい日のお昼前は、まさにパラダイス・・・。
いつまでもプラムの下に佇んでいたいと思う。





ニオイスミレはギリシャ・ローマ時代から、
薬用や香料に使われてきた歴史的なハーブだ。
スミレにまつわる数多くのエピソードの中でも、
私はナポレオンの話が気に入っている。

英雄色を好むというが、
ナポレオンはスミレも大好きで、
結婚記念日には皇妃ジョセフィーヌへ、スミレの花束を贈っていた。
ナポレオンがエルバ島へ流刑になっったとき、
「余はスミレの花が咲く頃に必ず還ってくる」と言い残したという。
彼を支持するナポレオン党の人々は、
「いつかスミレが咲く頃に」を秘密の合言葉として、復帰を待ち望み、
ナポレオンがパリへ戻ったときは、スミレの花束を手に歓迎したそうな。
時は1815年の3月、ちょうどスミレの花咲く頃ではあった・・・・。

たくさん花が摘めたので、
Crystallised sweet violets(スミレの花の砂糖がけ)を作ってみた。



作り方
?スミレは茎をつけて摘み取る。
?卵白にフロストシュガー少々(スミレに砂糖がよくつくように、すなわち展着剤の効果)と水を等量加え、フォークで泡立てる。
?ワックスペーパーの上に、グラニュー糖を5ミリほどのせておく。
?スミレの花弁に面相筆で、?の液を表裏ともに塗り、?の砂糖の上に花の表を下にして置く。
?スプーンで静かにグラニュー糖を花の裏にかけ、1日ほど置く。
?砂糖が完全に乾いたら、茎を静かにピンセットで持ちあげ、ワックスペーパーを敷いた密閉容器に入れる。
?冷蔵庫で保存し、早めにいただく。





* フランス製のように色や香りをつけていないので、かすかな香りだが、
私はケーキに飾ったり、紅茶の砂糖に添えるなど、春の名残を楽しんでいる。


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