お花見は国立劇場で
今日、予告よりも1日早く桜の開花宣言があった。
靖国神社の指定樹ソメイヨシノに、
6輪ほど花が咲いたことが確認され、発表となったが、
私は国立劇場の前庭で、素敵な素敵なお花見をしてきた。
三宅坂にある国立劇場は、歌舞伎や文楽、邦楽、舞踊、民俗芸能など
日本の伝統芸術の公演の場として親しまれている。
私も何度となく行ったことがあるが、
いつも開幕ぎりぎりで駆け込むために、
これまで前庭に注意を払ったことがなかった。
それが、こうしてうららかな春の日差しを浴びながら、
ほころび始めた桜の花に顔を近づけて、
ゆったりとお花見ができるのは、何と嬉しいことだろう。
一月ほど前に、
国立劇場の庭園管理室の内山泰幸氏より、お手紙をいただいた。
「私が管理している庭園の桜が見ごろを迎えるので、ぜひ御案内したい。
ちょうど22日の午後から桂歌丸の独演会があるのでよろしかったらご招待を」、
と結んであった。
彼は私がハーブの講座を持っていたNHK文化センター青山の、
熱心な受講生だったことを思い出し、
これもハーブのご縁と、夫と二人でありがたく招待をお受けした。

大劇場前の広々とした庭園には、広いフラットな園路が設けられ、
よく手入れのされた松や樟などの常緑樹が、
桜を引き立てるように配置されている。
小松乙女(コマツオトメ)
駐車場近くの園路入り口には、ちらほら咲き始めた小松乙女が。
ソメイヨシノよりも小ぶりな花で、
つぼみの紅が乙女の名にふさわしく初々しい。

神代曙(ジンダイアケボノ)
神代植物公園で栽培されているエドヒガンと、他種の雑種と推定されている。
ばら色を帯びた華やかな花色と、ほっそりとしたつぼみのつきかたに品がある。

八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
エドヒガンの園芸品種。花は八重咲きで紅色。枝は下垂する。
遠藤桜(エンドウザクラ)とも。
パラソルを半開きにすぼめたような美しい枝に、
紅色の花がびっしりと咲く日ももうすぐ。

仙台屋(センダイヤ)
高知市内の仙台屋という店の庭にあった遅咲きの桜で、
花色が濃く一重のオオヤマザクラに似ている。樹皮の色も艶も美しい。
高地出身の牧野富太郎博士が命名した。

駿河桜(スルガザクラ)
白みを帯びた大きめな花が房咲きになり、豪華な雰囲気の桜。
三島遺伝学研究所で創られたもので、庭園の主役を務める。
ソメイヨシノよりも数日早く開花。樹形の素晴らしさも抜群だが、
足元のマウンドにも注目を。スミレの群落が・・・・。
このほか八重桜の関山も遅れて咲く。
しかし、話題をさらっているのが、駿河桜2世の仮称で呼ばれている新種の桜だ。
これは駿河桜が自然交配した実生苗で、親とはまるで似てない。
可憐な花を開き始めているこの桜の名前を公募しているので、お花見がてら出かけてみてはいかがだろう。
採用者への賞品が、素晴らしい。
国立劇場の歌舞伎公演ペアチケット7万円相当と、苗木の第1号だ。
私も応募してみるつもりだが、自分の命名した桜があると思っただけでも、
幸せ気分だ。
花もきれいだったが何よりも印象に残ったのは、この庭の植物の1本1本を心から愛し、誇りを持って管理している内山氏の笑顔だった。
久しぶりに本当の笑顔に出あい、いい春になりそうな予感がしている。
靖国神社の指定樹ソメイヨシノに、
6輪ほど花が咲いたことが確認され、発表となったが、
私は国立劇場の前庭で、素敵な素敵なお花見をしてきた。
三宅坂にある国立劇場は、歌舞伎や文楽、邦楽、舞踊、民俗芸能など
日本の伝統芸術の公演の場として親しまれている。
私も何度となく行ったことがあるが、
いつも開幕ぎりぎりで駆け込むために、
これまで前庭に注意を払ったことがなかった。
それが、こうしてうららかな春の日差しを浴びながら、
ほころび始めた桜の花に顔を近づけて、
ゆったりとお花見ができるのは、何と嬉しいことだろう。
一月ほど前に、
国立劇場の庭園管理室の内山泰幸氏より、お手紙をいただいた。
「私が管理している庭園の桜が見ごろを迎えるので、ぜひ御案内したい。
ちょうど22日の午後から桂歌丸の独演会があるのでよろしかったらご招待を」、
と結んであった。
彼は私がハーブの講座を持っていたNHK文化センター青山の、
熱心な受講生だったことを思い出し、
これもハーブのご縁と、夫と二人でありがたく招待をお受けした。

大劇場前の広々とした庭園には、広いフラットな園路が設けられ、
よく手入れのされた松や樟などの常緑樹が、
桜を引き立てるように配置されている。
小松乙女(コマツオトメ)
駐車場近くの園路入り口には、ちらほら咲き始めた小松乙女が。
ソメイヨシノよりも小ぶりな花で、
つぼみの紅が乙女の名にふさわしく初々しい。

神代曙(ジンダイアケボノ)
神代植物公園で栽培されているエドヒガンと、他種の雑種と推定されている。
ばら色を帯びた華やかな花色と、ほっそりとしたつぼみのつきかたに品がある。

八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
エドヒガンの園芸品種。花は八重咲きで紅色。枝は下垂する。
遠藤桜(エンドウザクラ)とも。
パラソルを半開きにすぼめたような美しい枝に、
紅色の花がびっしりと咲く日ももうすぐ。

仙台屋(センダイヤ)
高知市内の仙台屋という店の庭にあった遅咲きの桜で、
花色が濃く一重のオオヤマザクラに似ている。樹皮の色も艶も美しい。
高地出身の牧野富太郎博士が命名した。

駿河桜(スルガザクラ)
白みを帯びた大きめな花が房咲きになり、豪華な雰囲気の桜。
三島遺伝学研究所で創られたもので、庭園の主役を務める。
ソメイヨシノよりも数日早く開花。樹形の素晴らしさも抜群だが、
足元のマウンドにも注目を。スミレの群落が・・・・。
このほか八重桜の関山も遅れて咲く。
しかし、話題をさらっているのが、駿河桜2世の仮称で呼ばれている新種の桜だ。
これは駿河桜が自然交配した実生苗で、親とはまるで似てない。
可憐な花を開き始めているこの桜の名前を公募しているので、お花見がてら出かけてみてはいかがだろう。
採用者への賞品が、素晴らしい。
国立劇場の歌舞伎公演ペアチケット7万円相当と、苗木の第1号だ。
私も応募してみるつもりだが、自分の命名した桜があると思っただけでも、
幸せ気分だ。
花もきれいだったが何よりも印象に残ったのは、この庭の植物の1本1本を心から愛し、誇りを持って管理している内山氏の笑顔だった。
久しぶりに本当の笑顔に出あい、いい春になりそうな予感がしている。