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トイレットペーパーは紫陽花の葉



昨日のぽかぽか陽気で、家の前の河津桜も全開となった。

やはり花はいいものだ。
犬の散歩やジョギングの人だけでなく、
カメラ持参でわざわざ見に来たり、
赤ちゃんと記念撮影をしている若い母親もいる。
花を見ているときの顔は、みんな優しい。

いよいよ種蒔きの季節。
ことしは準備が遅れ、
ニオイスミレの事前処理ももう一息というところだ。
50品種近いので、間違えないように、
一粒もこぼさないように気をつけながらラベルを書き、
ジベルリン処置をしてから、冷蔵庫で春化させている。

ハーブの種も手配は済んで、もうほとんどは手元にある。
今までは苗からスタートしていたレモングラスも、
イギリスの種でトライアルをしているし、
コリアンダーもユニークな品種を取り寄せた。

土作りの計画をしていたら、
また八丈島のことを思い出した。
大里地区にある民家跡を訪ねた時のこと、
閑所とよばれる小さな小屋(写真)があった。
中をよく見ると、穴の上に板を渡した昔のトイレだった。
隣接してマヤと呼ばれる牛小屋があるのは、
牛の餌の残りや排泄物と、下肥を混ぜて、
堆肥を作るのに便利だったからだという。

昔、人糞はたいせつな肥料だった。
お客をもてなしたあとは、帰り際に閑所へ案内して、
貴重なものを置いていってもらう習慣があったという。
今は閑所の字を当てているが、歓所という説もあるとか。

興味深かったのは、トイレットペーパーに何を使ったかということだ。
当時は紙などなかったし、あったとしても貴重品だ。
答えは何と紫陽花の葉!
しかし、新鮮な葉では具合が悪く、
2~3日たってしんなりしている状態のときが、使いやすいとか。
なるほど、島では冬でも紫陽花の青々とした葉が繁っている。

いいことを知った。
笑っている場合ではなくなる日が迫っているかもしれないのだから、
サバイバルの知識として、覚えておこう。
だが、紫陽花の葉がどこにでもあるわけではない。

江戸時代に遡って、
当時の暮らしからヒントを探してみるつもりだ。


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