リバティーキルトの基礎準備?

前回は、両面テープと白い大判の紙を買いに行くところまで、記した。
その後アップしていないので、早くも断念したの?、とか、
続きを早く見たい、
頑張ってください、
などというメールや手紙などをいただいた。
御心配くださって、ありがとう。
待つ側は早く進行状態を知りたいと思うが、
好きなときに少しづつ進めているので、どうぞ気長にお付き合いを。
今日は取りかかってみて、
気がついたいくつかの注意点をお伝えしたい。
まず、台紙にする大判の白い紙を探しにホームセンターへ行った。
方眼紙やケント紙、クラフト紙などの置いてあるコーナーで、
ちょうどよい紙を、ゲット。
白地に5センチ間隔で灰色の線が入った、全紙サイズだ。
目盛りがついているのでラインが曲がったり、
布の間隔がずれたりしない。
白い紙だから、生成りやアイボリーの布でも、
色がよくわかるなどの、メリットがある。
両面テープは、さまざまな種類がある中から、
粘着力が強力で、一番幅広のものを選んだ。
まず、3センチほどに切って目的の場所に置き、
指でこすって張りつける。
次に、端のところを爪ではがし、白い紙を一挙に剥がすと、粘着面が現れる。
そこに注意深くあらかじめレイアウトしておいたピース(布片)を置いてみた。
これはダークブラウン方からオレンジ、黄色、クリーム色まで、
しだいに色が変化するように、色彩計画を立てたつもりだ。
一枚一枚貼り付けていくと、しだいにグラデーションとなって見えてくるはすなのだが・・・・。

頭の中の計画と、実際の場でギャップがあるのは当たり前のこと。
こんな場合に活躍するのが両面テープだ。
そっと剥がして、ピースの位置を換え、納得がいくまで色合わせをしてみよう。
このブルーのコーナーがよい例だ。
「設計図」の通りにピースを置いてみたら、濃淡のコントラストがくっきりと出すぎて、不自然な感じがする。
こんな時は、少し離れて斜め上から見下ろしたり、目を細めてみたり、
カメラのファインダーを通してみると、
ギクシャクしているところが見えてくる。
また、無地の布は小さくても目立ちやすく、
白の部分は強いインパクトがあり、どちらも周囲になじまない。
両面テープは、引っ張ると地の目が整わなくなるので、
できるだけ剥がさないように気をつけ、
せいぜい1~2回で終るようにすること。
窓の外は雪。こんな日にこそ暖かいカーペットの上に紙を広げ、
色紙遊びのようなノリで大いに楽しもう。

上のギクシャクしたところを修正したパネル。
ただし、あまりにもスムーズなグラデーションでは、
手作りの面白みが無い。
ところどころ、うまくいかないような感じを残しておくのも、
テクニックの一つではないだろうか。

赤系統のパネル。
ピースの1枚1枚に物語があり、
並べる指の運びも、時々止まることがある。
これぞ主婦の手仕事の醍醐味。
完成の喜びよりも、作っているプロセスが何倍も楽しいのだ。