HOME:広田せい子のハーブガーデン

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「早春賦」に母を想う



立春も過ぎ、暦の上では春というのに、
ここのところ、本当の冬といった感じの寒い日が続いている。

日曜日は一日中雪だった。
銀世界と化した庭では、濡れてぼさぼさになった頭のヒヨドリが、甲高い声で餌をねだっている。
庭のポメロの枝に、リンゴやみかんを入れた籠を吊るしてやると、
我が物顔で占領してしまった。

遠慮がちなメジロは、甘いものが大好物だ。
箱根山椒薔薇の枝にミカンを刺し、
砂糖水を入れた容器を、枝の茂みのところにのせると、
嬉しそうについばんでいた。

冬の庭にはジョウビタキ、ツグミなどが常連だが、
もう少し経てば、
ウグイスのあまり上手でない鳴き声が聞こえてくるはずだ。

窓際に佇んで、
母がよく歌っていた、「早春賦」を口ずさんでみた。

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
ときにあらずと 声も立てず。
ときにあらずと 声も立てず。

今日は、寒さの中でも青い花を咲かせているローズマリーのことを書くはずだったのに、
野鳥の観察を教えてくれた母のことが懐かしく思い出され、
脱線してしまった。

小学校教諭の職を辞して、住職の父と結婚した母は、
油絵をたしなみオルガンが上手な、モダンガールだった。
本堂への参道にヒナゲシやワスレナグサ、カンパネラの乱れ咲く花壇を作り、
50数年前、ルンビニー幼稚園を創設したのも、母だった。
今は弟が園長として跡を継ぎ、さらに施設が充実したが、
今も変わらないのは、園児たちへの自然教育である。

さまざまな花を求めて世界中を旅した母は、わたしが生家の入り口に植えたローズマリーを、とても気に入ってくれていた。
特に、青い青い花が咲く品種で、香りもよかったあのローズマリーを・・・。

今日は、草花や小さな動物などを通して、
いつも自然へ優しい眼差しを向けていた母のことが、
なぜか想い出されてならない。



(一番上の写真)
蕾をたくさんつけ、これから花盛りの時を迎える匍匐性のローズマリー、‘カプリ’。

(すぐ上の写真) 
ストロベリーポットに棲みついて、10年ほどになる‘サンタバーバラ’。切れば切るほどリフレッシュし、元気な株に育っている。匍匐性。

ローズマリーについては、近いうちに書きますね。

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