HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

魚豚紫1号の謎



厚手のミトンをはめて、オーブンから取り出したお芋。
わくわくしながら二つに折ってみると、
湯気の中からきれいなkれいなパープルの切り口が現れた。
透明感のある、ねっとりとした果肉がとろけそう・・・・。
食べるのがためらわれるほどの美しさだ。

山梨に住む友人が育てたサツマイモの中で、
妙に気になる種類があった。
「魚豚紫1号」という名前の、この芋である。
いったい何と読むのだろう。
糖度がかなり高いのか、甘くて粘りつくような食感のお芋を食べながら、
想像をたくましくしてみた。

ギョブタ、ギョトン、ウオトン、ウオブタ・・・?
食べ物につける名前にしては、
よく言ってユニーク、普通に言えば相当変わっている。
私の推測では、東南アジア辺りの言い伝えで、

芋を食べ過ぎた魚が、気がついたら豚になっていた民話から、とか

魚を餌にして成長した豚が、好んで食べる芋?

南米のポルトガル語直訳で、魚と豚と芋を煮込んだ料理からきた名前?

魚を入れる木の箱をウオブタというが、そちらの関係かな?

などといくらでも、名前の由来の例が浮かんでくる。




見かけはこのように普通の焼き芋なのに、
なぜ魚豚なのかどうしても知りたくて、ネットで検索してみたら、あったあった。
鹿児島の上山種苗会社のリストによると、ウオブタムラサキ1ゴウと読む。
その来歴は、上山種苗保存紫と高系14号の交配種とある。
特徴は、収穫量が多く、高温の年でも肉色が変化しない。
甘味が強く食感は粘質で、焼き芋に適しているとのこと。

しかし、名前の由来は出ていない。
思い立って、掲示されていた、サツマイモ相談所へダイヤルをしてみた。
電話に出た方に、「お伺いしたいのですが・・」と主旨を告げると、
何とこの方が命名者だった。
「名前の由来ですか。普通の名前ではつまらないので、変わったのにしたんです」
「何かエピソ-ドとか、ヒントになるものはあったんでしょうか」
とたずねても、「ありません」の一点張りだ。
薩摩隼人は無駄な話はしないのかも・・・。

たしかに変わった名前にこだわって、電話までした者がいたのだから、
命名者はしてやったりと思っているかもしれない。
いやいや、とても真面目で礼儀正しい方だったから、これは邪推だ。

ちなみに友人の話では、
こちらから取り寄せたサツマイモの挿し穂はすばらしくよいものだったとか。
50品種近くもあるので、ことしはここに注文してみよう。

HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。