HOME:広田せい子のハーブガーデン

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進化(?)した不思議な菊

皇室の菊の御紋章に始まり、
毎年秋になると各地で開催される菊祭りの、絢爛豪華な菊の数々から、
農家の庭先にひっそりと咲く小菊まで、
日本には家菊の種類が多い。

わが家にも数種類の菊があるが、
私が一番好きなのは、竜脳菊だ。
清清しい芳香とマーガレットを思わせる清楚な花容が、
セーラー服の女学生のようなイメージで、好ましい。
それにしても、なぜこのようにおどろおどろしい名前なのだろうか。

刻みの入った肉厚の葉を揉むと、樟脳に似た薬臭い匂いがする。
この匂いが熱帯アジア産の、竜脳という上等な香料に似ているから、
こう呼ばれるのだという。

よく、どこで買ったかと聞かれるが、買ったものではない。
今から20数年前、当時高校生だった長男の父母会に出席した帰り道、
TBS緑山スタジオ手前の農道の崖に咲いていた小さな野菊を、
数本手折ったことがある。
花が終った後に挿し木をしたら容易に発根し、
以来毎年晩秋になると花を開いてきた。

不思議なのは、最初花の直径が約2cm、草丈が20cmそこそこの素朴な野菊だったのに、ベランダの植木鉢から新居の庭に移し植えたら、
しだいに大きくなり、今では1mを越している。
花もいじけた感じがなくなり、花径4~6cmのおっとりした良家の子女然となってきた。

一説によると、今ある数え切れないほどの家菊のルーツは、昔中国から渡来した原種の菊と、このリュウノウギクの交配から生まれたという。
難しいことは分らないが、ここ20数年間の変化、いや進化のさまを見ていると、「なるほどね」と、信じたくなってきた。
また、薬草としても知られ、陰干しにして浴湯料に用いると、冷え症や神経痛、腰痛などに効果があるそうだ。

香り高い竜脳菊は、お正月まで咲いている。

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