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山茶花の名前の謎



中学1年生の頃だったろうか。
新聞で山茶花の漢字を始めて見たとき、ミスプリントだと思った。
サザンカと読むのなら茶山花が正しいのでは?
大新聞社の間違いを見つけたと、鬼の首でも取ったような気持ちで、
念のために辞典で調べてみたら、やっぱり山茶花が正しいとあった。
あれ以来、腑に落ちない気持ちのまま、長い時間が過ぎた。

この季節に、住宅地を散歩すると目に入るのが、山茶花の花だ。
一重に八重、万重と花の形ばかりでなく、花の色もさまざま。
めぼしい花がなくなった秋から冬にかけて庭を彩る山茶花の美しさに、
名前の由来を改めて調べてみたくなった。
諸説あるが、以下は伊澤一男・星薬科大学名誉教授著の
「薬草カラー大事典」を、参考にさせていただいた。


山茶花は、日本原産の植物なので、中国にはない。
ただし、日本産のヤブツバキを栽培し、これに山茶花の漢名を当てている


中国の文化を手本としていた江戸時代のわが国では、
植物に中国風の名前をつけないと格式がないという考えがあった。
そこで、無理に漢字を当てはめた例がこの山茶花である。
初めて山茶花(サザンカ)の名前が出たのは、生け花の指導書「立華正道集」貞享元年(1684)だ。
その10年後、「養生訓」で有名な貝原益軒は著書「花譜」で茶梅花(サザンカ)の漢字を用いている。
その後は山茶花が一般的となった。

どうやら、最初の中国名がツバキとサザンカが一緒になってしまったあたりから、ややこしくなったようだ。

ちなみに学名は、Camellia sasanqua (ササンカ)という。


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