HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山椒ものがたり



薔薇のアーチの後ろに、山椒の樹がある。
よほどこの場所が気にいったのだろう。
幼苗の鉢をたまたまその場所に置いたら、あっという間に鉢底から根を伸ばし、居ついてしまった。
腰にプラスチックのスカートをつけた山椒の樹は、無様といよりも滑稽で、いつかきちんと植え替えてあげようと思いながらも1日伸ばしになり、とうとう動かすには危ないという大きさになっている。

山椒の樹があると、四季折々に日本の味を感じる一皿を食卓へのせることができる。
桜の花が咲く頃、若緑の芽と若いタケノコの出会いは1年ぶりの春の喜び・・・。
木の芽和えも木の芽田楽も、何んと素晴らしい香りの料理だろう。

ハシリの頃は葉を少しづつ大切に摘んで、お吸い物や煮魚の香り付けに使い、たくさん摘める晩春から夏頃には佃煮や酢漬けにする。
若葉の頃の小さな花、続いて青い実はそれぞれに佃煮にして、保存しておく。
硬くなった葉は、夏場のぬかみそに加えると味がよくなるばかりでなく、腐敗防止にもなるので、私は忘れないようにしている。

秋になると実がはじけて、割り山椒の風情は日本画のように美しい。
私は最初、黒々としたエナメルのような実の部分を挽くと粉山椒になると思っていた。これは間違いで、正しくは皮の部分を少し炙り、ペッパーミルで挽けば、最高の味わいになる。

幼い頃「1日に10粒の山椒を食べれば病気にならない」と祖母から、よく食べさせられたが、今はすすんで実行している。
今日は、身欠きニシンの山椒煮を作ってみた。レシピは昨年の9月7日に記したので、御参考までに。

手首ぐらいの太さになったら、最高の山椒のすりこ木ができるという。
大事な可愛い樹だもの、私にはそんな気持ちはさらさらない。

HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。