カメラマンのファミリーアルバム
紺屋の白袴、髪結いの乱れ髪、医者の不養生・・・・・。、
いずれも、他人のために忙しく立ち働き、自分のことには手が回らないことの譬えだ。
それなら、我が家では、「カメラマンのファミリーアルバム」
という言葉が当てはまるように思える。
私の夫 ・ 広田尚敬は、プロの鉄道カメラマンとして知られている。
「いいわねぇ、たくさん写真を撮ってもらえて」と、友人たちは羨ましがるが、
とんでもない。
今から50年前の、新婚旅行の写真がまだ全部出来上がっていないのだ。
何しろ超多忙で、時たま家にいるときは子どもたちが学校だったり出かけている。
夫は夫で締切りが迫っていたり、急な出張などで、家族写真どころではない。

★撮影中の若き日の夫 ★絵本の表紙になった今も健在の愛車と子どもたち

★50年前の結婚式や、未完の新婚旅行のスナップ
昔、仕事先の編集部から「写っていましたよ」と、電話をもらったことがあった。
フィルムの残りの数コマで撮った家族のスナップ写真が、そのまま編集部に届いてしまったのだ。
私が撮るということができたはずなのに、
私は「ハーブ・命」とばかりに、香り草の撮影で貸し農園に通い詰めていた。
そのため、すまないことに子供たちのアルバムはよその家と比べるとかなりさびしい。

★ 3人の息子たちがちょうど 7・5・3歳 になったので、近所の神社へお参りに。
過日、夫に朝日新聞社の「アサヒカメラ」編集部から、取材の申し込みがあった。
「安珠の 写真家のフォトツリー」と題した連載ページに、登場してほしいという内容だ。
夫は実情を話したが、「これもいい機会だ」と考えて、受けることにした。

★ 「アサヒカメラ」は、私が小学生の頃から父が定期購読していたなつかしい雑誌だ。
「天は二物を与えず」という諺があるが、筆者の安珠さんには当てはまらい。
まるでモデルのようにスマ―トなスタイルに、チャーミングな顔立ちだと思ったら、
長い間パリでファッションモデルとして活躍していた方だった。
現在はプロのカメラマンとして世界中を舞台に仕事を続けている。

★ 10等身のような安珠さんと、父と同じ道を選んだ二男の泉。
彼女の熱心な取材と知的好奇心で、
これまで発表した膨大な作品や発掘(?)した我が家の写真の中から、
何かしらストーリー性のある写真を選び、
見事にまとめた記事が10月号に掲載された。


★ まるでコラージュのような写真の組み方にもセンスが光る。
写真は、文字通り、真を写す。
近ごろは動画を撮る人が増え、
機材もアナログからデジタルに変わってきている。
変わらないのは、「記録性」だといえよう。
人生の中のひとこまひとこまをはっきりとそのまま写し取るのだ。

★ 初めて言葉を交わしたのは、晴海で行われた第2回自動車ショーだった。

★ 講談社から夫婦同時に出版。帝国ホテルで盛大に行われた出版記念パーティー。

★ 結婚式を挙げた如水会館で、50年前と同様に金婚式の記念撮影を。

23歳の若さをフィルムに記録した日・・・・・。
あの幸せな日々を、フォトアルバムはしみじみと思い出させてくれる。
いずれも、他人のために忙しく立ち働き、自分のことには手が回らないことの譬えだ。
それなら、我が家では、「カメラマンのファミリーアルバム」
という言葉が当てはまるように思える。
私の夫 ・ 広田尚敬は、プロの鉄道カメラマンとして知られている。
「いいわねぇ、たくさん写真を撮ってもらえて」と、友人たちは羨ましがるが、
とんでもない。
今から50年前の、新婚旅行の写真がまだ全部出来上がっていないのだ。
何しろ超多忙で、時たま家にいるときは子どもたちが学校だったり出かけている。
夫は夫で締切りが迫っていたり、急な出張などで、家族写真どころではない。

★撮影中の若き日の夫 ★絵本の表紙になった今も健在の愛車と子どもたち

★50年前の結婚式や、未完の新婚旅行のスナップ
昔、仕事先の編集部から「写っていましたよ」と、電話をもらったことがあった。
フィルムの残りの数コマで撮った家族のスナップ写真が、そのまま編集部に届いてしまったのだ。
私が撮るということができたはずなのに、
私は「ハーブ・命」とばかりに、香り草の撮影で貸し農園に通い詰めていた。
そのため、すまないことに子供たちのアルバムはよその家と比べるとかなりさびしい。

★ 3人の息子たちがちょうど 7・5・3歳 になったので、近所の神社へお参りに。
過日、夫に朝日新聞社の「アサヒカメラ」編集部から、取材の申し込みがあった。
「安珠の 写真家のフォトツリー」と題した連載ページに、登場してほしいという内容だ。
夫は実情を話したが、「これもいい機会だ」と考えて、受けることにした。

★ 「アサヒカメラ」は、私が小学生の頃から父が定期購読していたなつかしい雑誌だ。
「天は二物を与えず」という諺があるが、筆者の安珠さんには当てはまらい。
まるでモデルのようにスマ―トなスタイルに、チャーミングな顔立ちだと思ったら、
長い間パリでファッションモデルとして活躍していた方だった。
現在はプロのカメラマンとして世界中を舞台に仕事を続けている。

★ 10等身のような安珠さんと、父と同じ道を選んだ二男の泉。
彼女の熱心な取材と知的好奇心で、
これまで発表した膨大な作品や発掘(?)した我が家の写真の中から、
何かしらストーリー性のある写真を選び、
見事にまとめた記事が10月号に掲載された。


★ まるでコラージュのような写真の組み方にもセンスが光る。
写真は、文字通り、真を写す。
近ごろは動画を撮る人が増え、
機材もアナログからデジタルに変わってきている。
変わらないのは、「記録性」だといえよう。
人生の中のひとこまひとこまをはっきりとそのまま写し取るのだ。

★ 初めて言葉を交わしたのは、晴海で行われた第2回自動車ショーだった。

★ 講談社から夫婦同時に出版。帝国ホテルで盛大に行われた出版記念パーティー。

★ 結婚式を挙げた如水会館で、50年前と同様に金婚式の記念撮影を。

23歳の若さをフィルムに記録した日・・・・・。
あの幸せな日々を、フォトアルバムはしみじみと思い出させてくれる。