HOME:広田せい子のハーブガーデン

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葡萄はいったい誰のもの?

我が家には樹齢20年を超えた葡萄の老木がある。
けれども、ぶどう畑や葡萄棚があるわけではない。

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前々からいつか庭ができたら果樹を植えたオーチャードコーナーが欲しい、と思っていた。
葡萄は植えたい品目のリスト上位に入っていたが、
棚を作るとなると、これだけで庭のかなりの面積を占めてしまう。
ほとんど諦めているうちに、意外な植え場所があることに気がついた。

それは、擁壁、すなわち家が建っている土台の石垣だ。
高さ3m×長さ20数メートルはあるだろうか。
幸いにも、擁壁に隣接する車庫の間に、
大きめの座布団ほどのスペースがあるので、苗の植え場所は確保できる。
肝心の枝の誘引だが、イギリスの園芸誌で紹介していたように、
船舶用の丈夫なワイヤーを張れば、葡萄模様の緑のタピストリーも夢ではない。
その上嬉しいことに、
葡萄栽培は、一般的には乾燥気味の水はけのよい土地が適しているが、
このような石垣は熱しやすいため、
葉の育つ範囲が乾燥して栽培環境を良くするのだそうだ。
というわけで、「甲斐路}という紅色で大粒の品種を植えたところ、ぐんぐんと育ち、
ウイリアム・モリスのあの図案を思わせる、緑の壁面となった。

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今年は当たり年のようだ。
初夏に、淡黄色のビ-ズを集めたような花が咲き、
日を追うごとに緑の粒々が大きくなっていく。
梅雨の間は、葉蔭から可愛い緑のネックレースが顔をのぞかせていたが、
8月の声を聞くと一粒一粒が張りを増し、表皮が透明感を帯びてきた。
これから成熟期にかけて淡い紅色が差し、甘みが出てくるサインだ。
その数は、ざっと数えただけでも100房は以上はありそう・・・・。

房といえば、我が家の葡萄は房が長いものが多い。
ブドウ作りのポイントは、、
早期に摘蕾、摘果をして、バランスよく実をつけることだそうだが、
よほどの貧乏性なのだろう、
私はせっかく咲いた花を摘み取ってしまうのがもったいなくて、摘果ができない。
そのためべローンと長い房になるのだ。

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時々思い出し笑いをすることがある。
鳥や害虫から保護するために、袋を掛けることにした。
何でも揃う AMAZON に一番大きなサイズの袋を注文したが、
房が長すぎて入りきらない。
それなら手作りで、ということになった。
「どうせ作るのなら、おしゃれな袋にしたい」と、わざわざ駅まで英字新聞を買いに行き、
葡萄の大きさに合わせて作った袋は、
大きな頭陀袋と言おうか、ごみ袋と言おうか、おしゃれとはほど遠いものだった。

それでもめげずにいそいそと取り付けたのに、3日後の激しい嵐で、
紙袋は吹き飛ばされるやら、水が溜まったり、紙が溶けてしまったりで、ショック!!!

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あれ以来袋を掛けないできたが、
むき出しのままでは、道行く人の好奇心と食欲を刺激するらしい。
次第に、道を歩きながらつまみ食いをする常連を見ることが多くなった。
その気持ちはよくわかる。
私だって道端の手の届くところに甘い果実があったら、おそらく同じことをするだろう。
だから、無作法をとがめるのではなく、
楽しみをシェアするという寛大な気持ちになって、大目に見ようと、決心したが、
そうとは言えないことがおっこった。
ここのところカラスの親子が堂々と試食会(?)に参加しては、
食べ放題気分でムシャムシャと食べ散らかしているのだ。
これには、正直のところカチンときた。
自慢の長い房のブドウも狙われたら最後、ご覧のとおりだ。

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きらきら光るCDや、プラスチック製の見せしめ用の死骸を、
いくつもぶら下げれば効果的だとか、
バードキラーという磁気を利用した高額な器具を使えばバッチリだ、などと、
知恵を授けてくれる友人がいる。
しかし、父ガラスが見張りをする中で、親よりも大きく育った子ガラスが、
甘えながら母ガラスから口移しに葡萄を食べさせてもらっているシーンを眺めていると、
意地悪をしては申し訳ないという気持ちになってくる。
カラスのファミリーは、この葡萄が広田さんのものだということを知らないのだから仕方がない。
きっと全部自分のためにあるのだと思っているのだろう。

もうすぐ色づいて食べごろになるまで、どのくらい残っているやら・・・・・。
せめて、葡萄が見つからないように葉っぱで隠しておこう。

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