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2014・2・14横浜北部の大雪被害について②

2月15日

34センチの積雪は、この辺りでは稀のようだ。
しかもぼてっとした重たい雪なので、枝折れが心配でならない。
庭をざっと見渡すと、
「あ、どうしよう」
大切で大好きななマートルの樹が、遠目でもどうもおかしい。


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地中海地方生まれのマートルは、和名を銀梅花という。

その名の通り、初夏の頃に香り高い純白の小花を無数につける。
現在、花嫁の髪飾りは多様化しているが、
オリジナルは豊饒のシンボルとして愛されこのマートルっだったという。

緊急事態にこんなのんびりしたエピソードを語るのも変だが、
受けたショックが大きかったのだ。
あぁあ、せっかく4メートルを超す大株になったのに・・・。


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近づいてみると、
隣接する長男の家と我が家を結ぶ通路に倒れこんだマートルは、
完全に道を遮断していた。

このマートルは1本の樹に、本来の緑色の葉と斑入りのクリーム色の葉をもつ、
素晴らしい樹だったのに残念!!!


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痛々しい傷跡に、茫然。

さぞや痛かったでしょう、つらかったでしょう・・・・。

ⅰ年じゅう緑の葉をふさふさとつける常緑樹の特長が、皮肉にもあだとなってしまったのだ。


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常緑といえば柑橘類も、あぶない。

ミニヨンが歌う「君よ知るや南の国・・・」のシトロン、、
英国貴族のオランジュリーのように、北国生まれの私にとって、
柑橘系の果実はあこがれの的だった。
庭が出来たときから、いろいろ植えてきたが、まずはレモンのチェックから。

レモンは東南の日当たりのよい場所にある。
道なき道の途中に見える雪をかぶった茶色のものは、
庭で放し飼いをしているイギリス生まれの鶏だ。
ただし、Whitchford窯の不死身の鶏だから、世話がいらない。
昨日は全然姿が見えないほど雪の中に埋もれていたのに、
ここはよほど暖かいのにちがいない。

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「や、やっぱり」
レモンの太い枝が折れていた。

もっとひどいかと思ったが、この程度のダメージで済んでよかった
日当たりがよい高台に植えたので、風も通って雪解けが早かったようだ。


このほかに常緑樹で枝が折れたものは、
カントンニッケイ、ニオイクスノキ、カラタネオガタマなどの芳香木、
ポメロ、シ―クアーサー、カラマンシ―などの柑橘類だった。

さて、庭にはアーチが数基ある。そのほとんどが金属製のパイプで出来たものだ。
丈夫で長持ちという長所はあるが、優しい雰囲気に欠けるという短所がある。
そこで私が張り切って木製のキットを組み立てたアーチを建てたのが、これこの通り!!!
何とも無残に壊れてしまった。


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拙い組み立てスキルに大雪の重みが災いして、倒壊してしまったのだ。

このぐらいならまだ笑い話ですませるが、雪害で倉庫や母屋、グリーンハウスに牛舎、
鶏舎などなどの倒壊件数は、今なお増えているのが、残念でならない。                                       
                                            続く

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