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二頭の馬

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この秋、我が家に二頭の馬がやってきた。
厩舎もパドックもないので、日当たりのよい窓際のテーブルの上で放し飼いにしているが、
出身国が違っても、ごらんのように仲のよい親子のようでいい雰囲気だ。


山吹色の鞍に紅の鐙で盛装をした大きいほうの馬は、
京都の友人の Rieko さんから届いた伏見人形で、
毎年彼女から頂いた干支の人形はまだ一周りはしていないものの、
かなり揃ってきた。

資料によると、この人形は稲荷山の土で造った最も古い郷土玩具だそうだ。
その起源は古く、帰化人と思われる土師部(はしべ)という職業集団が土器作りを統括しており、
垂仁天皇の御世に朝廷より土師職に任命されたという。

彼らは伏見深草の里に住んで、土偶や土器を創り出してきた。
その中の一つがこの伏見人形で、
日本全国で約100種類ある土人形に、大きな影響を与えたと聞いたことがある。

現在残っている原型や土型はおよそ2000種余り。
稲荷大社の祭事に使われる耳土器をはじめ、お使い姫のお狐さんやまんじゅう食いなどなど、
キャラクターの数は多い。

それにしても、カラフルな馬具や飾りがよく似合い、素朴ながらもなんと品のよい白馬だろう。


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最初の写真で左側の小さな赤い馬は、
ストックホルム郊外に住む切り絵作家のアグネータさんからいただいたもの。
英語で「ダーラナホース」、スエーデン語では、「ダーラへスト」とよばれている。
ホースもへストも馬のことで、ダーラナ地方の有名な木彫工芸品だ。

この愛らしい馬の誕生は18世紀頃だそうで、伏見の馬に比べるとまだまだ浅い。
雪深い冬の間に、林業に従事する木こりや農家の男たちが、
最も身近な動力の馬を手すさびに彫り始めたものがルーツで、
今ではスエーデンのシンボルとなっている。

確かム―ラという町だったと思うが、ダーラヘストのコレクションがあり、
豆粒のようなサイズから見上げるような大きさのもの、色や模様もさまざまな馬たちが陳列されていた。

上の大きな馬の写真は、ダーラナ地方へ小旅行をしたときに見かけた看板代わりの像。
車の前の男性は、アグネータさんのご主人で、元建築家のパールさん。

アグネータさんのアトリエに滞在し、
ダーラナ地方へみんなで2拍3日の気ままな旅に出かけたのは夏至祭の頃だった。
季節は巡り、冬至も過ぎた。
そして今日はクリスマス。

サンタクロースの故郷はフィンランドだそうだが、スエーデンの冬景色にも似合いそうだ。
トナカイの橇でなく、ダーラヘストのほうが似合うかも・・・。

2頭の馬たちよ、来年はあなたの年。どうぞよろしくね。

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