HOME:広田せい子のハーブガーデン

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地下茎ではびこるコマッタチャン

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「暑い暑い」「もう死にそう」と悲鳴を上げ続けた夏だった。
何しろ10月に入ってからも真夏日があったぐらいだから、庭仕事のリズムがすっかり狂って、
今頃になって種まきや植え替えなどの作業をしている。

雨上リの庭は土がほぐれやすくなっているので、雑草を抜くのも気もちがよい。
いつものことだが、最初は手袋をしていたはずなのに、気がつくと素手で格闘しているから手は真っ黒。
我が家の庭はバラとハーブに草花をミックスしたスタイルで、秋の作業としては1年草は枯れた株を始末し、
宿根草なら整枝して根の状態をチェックしている。
ばらの近くの株は、棘で痛い思いをしないようにもぐりこんで行うのだが、
この前は背中に刺さった棘がどうしても外れず、とうとう上着を脱いでしまった。

根といえば、丈夫なことは何よりだが、元気すぎて困ることがある。
その代表選手は、シソ科のミントだ。
上の写真はジャパニーズミントとよばれている薄荷(ハッカ)で、株を引き抜くとこれこのとおり、
ずるずると長い根が地上に現れる。
半日陰でやや湿り気のある場所に置いたテラコッタの鉢からエスケープしたものが繁茂し、
ジャングル状態になってしまったのだ。


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似たような写真だが、こちらは同じくシソ科のモナルダ。
このハーブにはほかにベルガモット、オスウェゴ・ティ、ビー・バームという全部で四つの名前がある。
松明に似た形の赤い花にはねっとりとした独特の香りがあり、真夏の庭のアクセントに最適なのだが、
狭い庭に地植えをするのは要注意だ。
わずか1年でこんなに根が伸び、肥料分のあるバラの根元へ地下茎をグングン伸ばすのだから、
目を離せない。


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地下茎といえば、ドクダミの根が地中に広がるパワーと早さには、ある種のオーラさえ感じることがある。
しかし、最近このドクダミよりもカリスマ性のある、コマッタチャンが現れた。
それはアオイロフジバカマという名で流通している、キク科の宿根草だ。
写真のように淡いライラック色の上品な小花が魅力的で、人気が出始めているようだが、
地中に細い根を蜘蛛の巣のように張り巡らし、さらに細かい粉のような種子を撒き散らす。
楚々とし雰囲気からは想像もできない2本立ての繁殖力だ。

整理した根を捨てるのがかわいそうで、公園や空き地に植えててみようと思ったことがあった。
あの時、思いとどまったのはセイタカアワダチソウが脳裏に浮かんだからだ。
かつて観賞用として導入したあの花がエスケープしたために、
どれだけ日本の植生が変わってしまったことか。

ハーブの中にも、繁殖力の強い種類が多いので気をつけたいものだ。


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