HOME:広田せい子のハーブガーデン

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今宵も妖しく香る花

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猛暑が続いたせいか、明日から11月になるというのにイランイランの花がまだ咲いている。

熱帯地方が原産の香料植物として知られるこの植物は、

日本語に当てはめてみると、何ごとにも無欲な人のように思えるが、

フィリピンのタガログ語で「花の中の花」を意味しているという。


この花が少々変わっている。

鮮やかなエメラルドグリーンの細いリボンに糊をつけて,先端をちょっと摘まみ、

枝の付け根をひもでくくったような、形だ。

おかしなたとえだが「忠臣蔵」の中で、大石内蔵助が討ち入りの際、

吉良邸の門前で采配を振る名場面がある。

あの采配に似ているのだ。



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花が緑色の間はまったく香りがないが、

ひらひらとした花弁がくり-ム色からこっくりとした黄色に替わる頃から、

夕方になると不思議な香りを発し始める。

ある若い男性は、「たまらなくセクシーだ」といい、

また、年配の別の男性は 【亡き妻を思い出す香りで切ない】と、涙ぐんでいた。


え、私がどのように感じるかですって?

私は禅寺の娘だが、この花の香りをかぐと、本堂に漂う線香の匂いを思い出す。

そして、いつの間にか小学校の頃の私になっていることがある。

もしかして、上等な線香の原料にはイランイランが使われていたのかも・…。


霜が降りるまで、あと何輪の花が咲くだろうか。

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