HOME:広田せい子のハーブガーデン

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Sketch of Sweden 4  愛を込めた手作りのアトリエ

庭の奥まったところに、小さな可愛い建物がある。

アトリエとよんでいるアグネータさんの仕事場で、
私たちは滞在中ここに寝泊まりさせていただいた。


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右手のほうが入口になるが、広々としたワンルームのすっきりとした空間だ。
内部は、床から壁や天井まで真っ白に塗られ、採光のために付けられた2面の大きな天窓は、
空と室内を自然光で繋いでいる。冬場はさぞこの天窓が効力を発揮することだろう。


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細長い窓がある壁際には、簡単なベッドと,小さなテーブルと椅子、鏡台があり、
テーブルには庭の白い薔薇が飾ってあった。


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入ってすぐに目に入るのは、大きな機織り機だ。
原毛を紡ぐ糸車も、草木で染めた毛糸も絹糸も無造作に置いてある。

私も3LDKのマンションで3人の息子の子育てをしながら、講座の準備、
ハーブの栽培やハーブの様々な実験などのほか、執筆や撮影を長年続けてきたので、
どんなに狭くてもいいからすぐに仕事に取り掛かれる
こうしたアトリエが欲しいと何度思ったことだろう。

特にアグネータさんのようにクリエイティブな仕事の芸術家にとって、
主婦業と作家活動を両立させるのは至難の業だったに違いない。

今、彼女は切り絵作家として脚光を浴びているが、
国立芸術工芸デザイン大学コンストファック、テキスタイル科を卒業後、
テキスタイル作家として、数々の賞に輝いた経歴の持ち主だ。

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アトリエに入ってみて気がついたのだが、まだ出来上がっていない部分がある。
2階のロフトと思われる所は手をつけぬまま資材置き場なっているし、
ボイラーやシャワー、ドアの取り付けなども未完のままだ。

感動的な話を聞いた。
実はこのアトリエは、夫のパールさんからアグネータさんへのプレゼントなのだそうだ。
設計はもちろん、基礎工事から仕上げまでの工程を全部一人で行ってきたという。

元アーキテクト(建築家)だから簡単に作れると思うのは、素人の浅はかな考えで
忙しい毎日の中から時間を削り、愛する人のために工事を続けること10数年。

完成の日が待たれるが、
出来上がってしまったらきっとさみしくなるのではないだろうか。

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