ハーブが香る手作りのパテ

惣菜料理によく使う豚のバラ肉(三枚肉)は、安くて美味しい部位だ。
俗に言うこの[豚バラと野菜]の組み合わせで、あなたはどんな料理を作っているだろうか。
中華風炒め物、豚汁、餃子などのほか、いろいろなレパートリーがあるが、
ハーブが効いたパテも美味しいものだ。
パテって、 フランスパンにつけて食べるあれ?
フレンチの店でオードブルに出てくるあれ?
なんだか難しそうね・・・・。できるかしら・・・。
こんな声が聞こえてくるが、アメリカで教わったこのフランスの家庭料理はとても簡単にできる。

作り方
① 豚バラ肉の薄切り300グラムは、1cmの細切りにする。
② 鍋に肉とブーケガルニ、白ワイン50ccを入れ、水を具材の表面から2センチほど加えて火に
かける。
③ 沸騰したらアクを取りながら中火から弱火で煮詰め、塩、コショウで調味する。
④ まだ水分が残っているうちに火を止め、生クリーム大匙2、バター大匙1を加えて、フードプロ
セッサーにかけて、なめらかにする。私は少し粒粒が残っている状態が好きだ。
⑤ 熱いうちに小さく切った彩り用野菜を混ぜ、ココットなどの器に詰める。
ゲッケイジュの葉をのせて、出来あがリ。
美味しく作るヒント
② 肉の臭みを消し、美味しそうな風味づけをするのがハーブの役目だ。
ブーケガルニは新鮮なハーブを使う場合、パセリ、セロリ、タイム、ニンニク、ローズマリー、
セイジ、月桂樹などの中からハーブ同士の相性と家族の好みを考えて3~4種選ぶ。
大匙1杯分をガーゼでくるむか、だしパックに入れて加えると、取り出しやすい。
市販のドライのブーケガルニを使う場合は、効き目が強いので新鮮なハーブの3分の1
程度に控える。もしも細かいハーブなら、そのままほんのひとつまみを加えてもよい。
⑤ 彩り用の野菜には、赤や黄色、オレンジ等のカラーピーマン、ブロッコリー、アスパラガス、
サヤインゲン、などのように水気の少ない素材をさっと茹でて用いる。ただし、色がきれいでも
ビーツや紫キャベツなどは色が溶けだしたり変色しやすいので、要注意。
* 炊きたてのご飯の中に一匙分を埋めて、とろりとなったら醤油を一滴垂らして召し上がれ。
ひじょうに美味なり。