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春を待つふるさとの友へ


福島の皆様、こんにちは。

今日は成人式だというのに、私の住む横浜では初雪が大雪になり、

ミモザの大きな枝が折れたり、マートルが雪の重みで倒れそうになり、気が気ではありませんでした。

そちらはいかがでしょうか。

あの日からまもなく2年になりますね。

福島市生まれの私には人ごとには思えず、家事の合間やふとした時に被災した皆様のことを案じています。

何か私に出来ることがあればと思い、私なりにささやかな支援を続けてきましたが、

住み慣れない仮設の家で寒い季節を乗り越えるのは、さぞかしつらい事だろうと思うと、

胸が痛くなります。

大切なものを失い、これから先のことが見えないばかりか、

家に寄って友だちとお茶を飲んだり、おしゃべりや買い物などのような、

これまでのごく普通の暮らしが一変してしまったのですから、ストレスもかなりのものでしょう。

目には見えませんが、ストレスほど体を傷めつけるものはありません。

ストレスを除き、心身を癒してくれる何かいい方法はないものだろうか。

それには身近な材料で誰でも簡単に作れ、童心に帰ってグループで遊べるものがよいのでは?

いろいろ考えた末に、「お手玉」はどうかしらと、思い当たりました。

幼かった頃、縁側やこたつなどでよくお手玉をして遊びましたが、

これなら一人住まいの方を訪ねて一緒にプレイしたり、経験のない若い人や子供たちに教えるなど、

コミニュケーション作りにも役立つように思います。


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まず、昔のことを思い出しながらお手玉を作ってみました。

楽しい、楽しい。なんと楽しいのでしょう。ほんの少しの布と時間で、俵型と三角型は簡単にできました。

2枚の布をパッチワークのように組み合せた座布団型は、最初は難しくても慣れたらとても面白いもの。

嬉しいことに、私がお手玉作りを始めたことを知ったハーブ仲間が進んで協力を申し出てくれ、

こんなにたくさんのお手玉が出来ました。


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どうぞ皆様で、炬燵を囲んでお手玉遊びに興じてくださいませ。

想い出の服をほどいた布、リバテイのローン地の端切れ、サンプルの布地・・・、

使っている布地や色、柄などもさまざまですが、かえって愛情深いものが伝わってくるようです。


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お手玉は5個を一組として、ポーチに入れてあります。

このポーチの一部は京都の友人とお仲間が協力してくださり、

中に詰めた小豆や豆の一部は、北海道のハーブ友だちから寄せられました。

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また、窓を閉め切った冬の間は部屋に生活臭がこもりがちですので、

お手玉をするたびに部屋がよい香りになるように、約半分のお手玉にラベンダーを少々加えました。

残りのお手玉は、ポーチにお手玉と一緒に入れて香りづけをするための、

ロ-ズマリーのサシェも作りましたので、お使いください。


先日、本屋で2冊の本を見つけました。

「お手玉をするとうつ、パニック障害が治る」 マキノ出版

「お手玉が癒す心と体」 海鳥社


どちらも筆者は、医学博士の中原和彦先生です。

先生は、お手玉をすることによって疲れた脳を整え、

適度な運動を伴うお手玉遊びはは、身体全体の血流をよくしてストレス解消に効果的だと、

述べています。

私の考えは間違ってなかったと、ほっとしました。

なお、お手玉を作ってみよう、作ってみたいと思う方がいらしたらと思い、

いろいろな布もお入れしました。

足りないときはすぐにお送りしますので、ご遠慮なくご連絡くださいませ。

それでは、皆様、どうぞお風邪にお気をつけてすごされますように、

そして1日も早く復興なったふる里の我が家へ帰ることができますようにと、お祈りしています。


                       ごきげんよう   
                                  広田せい子


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