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英旅6・バスケタりー入門・③ 基礎をしっかりと

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      *外からは見えない中庭。雨に濡れた緑のたたずまいが、はっとするほど美しい。



土砂降りの中でようやく見つけた石造りの建物が、ハンドメイドバスケットの先生の家だった。

「まぁまぁ、遠い国からようこそ。スーザンとよんでくださいね」

「セイコです。よろしく」

挨拶を交わすと、玄関からすぐ近くのアトリエに通され、今日のレッスンの希望を聞かれた。

「今までは全くのフリースタイルで、小さなバスケットなどを作ってきました。

材料は近くに生えている草やつるなどを利用したものガ多く、習うのは今日が初めてなんです。

だから、基礎的なことをぜひ教えてください」

「そうね、基礎があっての応用ですから、ベイシックな学習はとても大切なことよ。

じゃぁ、今回は最もポピュラーなバスケットを作りましょう」

ということになった。

先生が準備をしている間に、アトリエをキョロキョロ。

ここにはさまざまな道具や材料、完成品に製作中の作品など、一見雑然と置かれているが、

実用品の美しさと道具に対する愛情が調和し、何とも言えない雰囲気を醸し出している。


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レッスンは、材料の説明から始まった。

今日の素材は、サマーセットやドーセット産の willow(ウイロウ)だ。

ウイロウとはヤナギのことだが、日本のシダレヤナギと違って節が無いしなやかな丸い枝で、

長さは2mいじょうもある。

樹皮の色は、皮を剥いたホワイト、明るい茶色のバフ、やや濃い茶色のブラウン、渋いグリーンなど、

バラエティに富んだ自然の色が素適だ。

色を選ぶ段になって、私は迷わず「全部の色で」と答えた。サンプルとして役に立つからである。

下準備として、あらかじめ材料を水槽に浸して柔らかくしてしておいたウイローは、

驚くほどしなやかで曲げやすくなっていた。


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最初の工程は底の部分を組むのだが、イギリス式は面白い方法で行っていた。

日本では数本の枝をまとめた小さな束を中央で交差させ、周囲をぐるぐると巻いて根締めをし、

それから編み始める。

イギリスではこんなまどろっこしいことは、無しのようだ。


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イギリスでは,底に当たる部分の枝を目打ちのような道具で挿し通し、さらに広げる。

切り口へもう一方の枝を挿入すれば、安定のよい底面ができる。


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スーザンの作品だろうか。

使い込まれたバスケットに,使い込まれた道具がたいせつそうに入っている。

日本製の鋏はとても気に入っている道具の一つですよ」


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分からないところは何回でも実演しながら、

教えてくださるのがありがたい。
 
                                    (つづく)

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