HOME:広田せい子のハーブガーデン

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47年目の結婚記念日

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5月23日は、結婚記念日だった。

庭の花で作ったこのフラワーリングの中に、

 祝! 結婚47年 という文字を入れたいのだが、
 
残念ながらその技はまだない。

東京オリンピックがあった1964年の秋に知り合い、

翌年の初夏に結婚したので、47年目に入ったことになる。

あの当時は、カメラマン≒不良というイメージが強く、、

ましてや鉄道写真家などは聞いたこともない分野で、まだまだ正当に認知されていなかった。


こうした状況の中で、いきなり「東京のカメラマンと恋愛結婚」では、両親に心配をかけることになる。

そこで、一計を案じ、大学教綬の紹介ということにして、

皇居前のパレスホテルでも「お見合い」をしたのだから、若いということは恐ろしい。

ひと芝居打ったつもりだったのに、父にはすぐにバレてしまった。

しかし、彼を気に入り、見合いの席で『 即 OK 」となったことも、珍しい話ではないだろうか。


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結婚以来47年が過ぎた。

20歳で学習院女子短大を卒業。そして、憧れの講談社へ入社。

「若い女性」という月刊誌の編集部で働いたが、振り返ってみるとこの頃が最も輝いていたかも・・・。

23歳で結婚し、25,27,29歳で出産。長男妊娠を機に退職し、専業主婦になった。

超難関を突破して、念願の会社で編集者として働けるようになったのだから、

辞めるのには勇気がいった。

しかし、子供が小さいときほど母親が傍にいてやりたいと思う気持ちが強く、

慰留されながらも思い切って退職という道を選んだのだった。

結婚当時は青山に近いアパートに住まい、

次は、次男の誕生を機にまだまだ田園風景が残る川崎市の北部で、マンション暮らしを始めた。

夫が代好きな電車が颯爽と走る線路を見下ろす6階の家は、快適で住みやすかったが、

しだいにもの足りなさを感じ始めた。

家庭という言葉は、家と庭を組み合わせたものだ。

そうだ、次の目標は土の上に立つ家。もちろん庭がほしい。

いつか来るその日のために、近くの市民菜園を借りて、野菜やハーブの自習を始めたのもこの頃だった。

目指す物があることは、何と毎日が楽しいことだろう。

ガスも電気も水道もない土地を見つけたがトラブルが続出し、

ようやく家が建つまでに17年の月日が流れた。

落ちこむ日には、ハ-ブが香りバラが咲く家をイメージしては、自分を励まし慰めてきた。

平成元年の春にようやく家が出来、庭作りをスタート!

貸農園で自習していたキャリアと、自己流で勉強していた庭造りの知識をもとに、

楽しみながら作っているのが上の写真だ。


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朝の4時半には、小鳥が鳴き始める。

しばらくベッドの中でぐずぐズしていても、花の香りの誘惑には勝てない。

パジャマのままで、庭へ出る大きなガラス戸を開けると、

香りのシャワーが待っている。

朝日を浴びて香り始めた薔薇の数々に、

レモン、シークァ―サー、カラマンシー、ポメロ、タチバナなどの柑橘類、

バナナの匂いのカラタネオガタマもちょうど花盛り。

道路を挟んだ向こう側にそびえ立つ、強い芳香のフサアカシアも今が満開だ。

自然という調香師が、一晩かけて作った処方箋による香気があたり一面に満ちている。


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私は「薔薇熱」というビョーキの重症患者だ。

薔薇もハーブに含まれることを知ってダマスクローズを育て、

その香りを聞いたとたん、キーンと熱が上がるのを感じた。

あれからというもの、バラと聞いただけでも全身が熱くなり、目が血走る。

そして、同病者の妹や友人へ電話をかけることになる。

育てている薔薇の種類をキチンと数えたことが無いので実数は不明だが、

たぶん150種以上はあると思う。

若い苗が多いので今年は何んとかサイズ的には収まっても、

植物は年々生長するので、来年はどうなることやら。

だからといって、切ればいいというものではない。

薔薇の場合、切れば切るほど立派な枝が伸びてくることが多いからだ。


こういった状況の中で、恥ずかしながら、私は「捨てられない病」も患っている。

剪定した枝がもったいいなくて挿し木にすると、みんなうまく着いてしまうのだ。

だから、バックヤードの裏木戸はポット苗で足の踏み場もない状態だ。

このイングリッシュローズの Bow Bells(ボゥ ベルズ)ノチャームポイントは、

コロンとした花の形で、何んとも愛らしい。

ロゥ・ブリッターや、マルゴ・シスターなども同じ形なので、組み合わせて飾ってみよう。


この週末には、結婚記念日のお祝いと称して、八ヶ岳の高原ホテルのコンサートへ行く予定だ。

まだ何を着るか決めていないが、この薔薇でコサージュを作ってみようかな。

蕾の硬い花を選び、アイスボックスに入れて運べば大丈夫だし、

材料を持っていけば、ホテルの部屋で作ることもできる。

そうだ。力演した演奏者には、

疲れが撮れてぐっすり眠れるように、色と香りを考えた花束を作ろう。


金婚式まであと3年。

庭のハーブや草花たちと一緒に、どうか元気でいられますように。


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