HOME:広田せい子のハーブガーデン

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公園で講演を

早いもので、茨城で講演を行ってから明日で1週間になる。

あまり報道はされなかったが、3・11の大地震は茨城県の各地にかなりのダメージを与えた。
そのため、2つの植物園によるコラボレートで
「広田せい子さんから元気をいただくプロジェクト」を立ち上げたという。

10日はひたちの国営海浜公園で、収穫したハーブを利用したクラフトを中心に、
11日は水戸市植物公園でハーブガーデン作りの実習と指導に講演を行った。

こうしたイベントの成功か否かは、帰り際の表情ですぐにわかると聞いた。
否は参加者の顔が暗いというか冷めていて、昼寝や席を立つ人が多いそうだ。

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バラとハニーサックルのアーチ。
隣に住む長男の家と我が家を結ぶメインロードは、甘い香りがする。

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3年前の4月25日。プリムラの仲間をコレクション。
今年はオーリキュラだけでも60数鉢を楽しんでいる。古典植物はじつに奥が深い。


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庭から摘んだばかりのシンプルな花束。
夢見る頃をとうに過ぎたのに、いつもこういうスタイルになってしまう。                                                               


私の庭の四季を映写しながら、
ハーブのある暮らしがどれほど生きがいになっているか、そして楽しいかを、語るにつれて、
壇上から見えるみなさんのお顔がいきいきとしてきた。

特に、収穫したハーブを使って「被災者に香りのお手玉を届けよう」の呼びかけには、
大きくうなづく方が多く、上手にお手玉を回して技を披露してくれた方も出て、
会場は和気あいあいとした雰囲気になった。

驚いたのは、日露戦争の勝ち戦を題材にした遊び歌を、
今でもしっかりと記憶して、振りも間違えずに出来た方がいたことだった。
ことの善しあしを別にして、幼な心に刻まれた大きな歴史の一シーンを垣間見た経験は得難いもので、
同時に幼児教育についても真剣に考えなければと思った。

デモンストレーションでお手玉の作り方を説明し始めると、みなさんの顔はさらににこにこと輝き、
最後に私から挿し木で増やした「がんばろーズマリー」の苗と、
園芸用品のプレゼントをジャンケンで決める段になると、
元少年少女たちは瞳が輝き、振り上げる手に力が入っていた。
ひたちに比べると水戸の植物園は男性の参加者が多かったが、
勤務先では恐らく立派なポジションについていた、あるいはついている現役の方が、
「最初はグー」と拳を振り上げる様は、可愛いというよりもある意味でチャーミングでさえあった。

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我が家の西洋菩提樹。6~7mに育ち、花盛りの頃は庭中がっ蜂蜜の香りに満たされる


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軟かで食べられそうな若葉。4月の中旬におよそ一日で緑色に衣替えを

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水戸市植物公園へお嫁入りした妹分の西洋菩提樹。
ローズマリーが見える奥の方がハーブガーデン


水戸の植物公園には、
ハ-ブガーデンの近くに、私が1989年に寄贈した西洋菩提樹(フランス語でテイユ-ル)の樹がある。
88年に私が南フランスのビュイレ・バロニーで菩提樹の騎士号を授与された記念に
八重桜の関山を20本贈ったところ、
返礼として同じ数のテイユールの苗がエールフランスに乗ってやってきた。
日本各地の公共的な庭にプレゼントをしたが、我が家のシンボルツリーと植物公園のこのテイユールは、
姉妹関係にある。

久しぶりに対面したフランス生まれのテイユールには、家族が出来ていた。
ドイツから里子に来たリンデンを2本引き連れて、幸せそう・・・。
ちなみにドイツ語ではこの樹をリンデン、英語ではライムツリーという。

それにしても、水戸の西川綾子園長には頭が下がる。
正式の職員は5名だけだというが、パートやボランテアの方たちと仕事を上手に回し、
攻めと守りを見事に行っている。
何しろ、広大な敷地に、植えてある植物も見学者も生き物だからたいへんなことだろう。
年間の計画は栽培ばかりではない。教育的なイベントや展示、行事などの計画を立て、PRをし実行へ。
終わった後の始末も容易ではない。
市立だから、予算を立て、おそらく経理のほうもみているのだろう。

これだけではない。彼女は移動中に次の仕事(?)の現場へ連れて行ってくれた。
そこはまさに「秘密の花園」で、誰かが扉を開けてくれるのを待っているように思われる。

バーネットの小説では、ロビン(コマドリ)が鍵のありかを教えて、
長い間ネグレクトされていた花園が甦るのだ。
さぁ、この庭はどのような運命を辿ることになるのか。

この数日、水戸や千葉が震源地の地震が続いている。
ハーブでつながったご縁のお陰で、北関東のことが特に気になる。

どうかなにごともないように、と祈るばかりだ。



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