HOME:広田せい子のハーブガーデン

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70年前の通販カタログ

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どのようなカタログにせよ、ここからは時代を反映した等身大の暮らしが見えてくる。

この「種苗案内」は、私が生まれた昭和16年の春号で、

第2次世界大戦勃発の直前という時代を背景に、発行されたものだ。

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帝国種苗殖産株式会社という社名は、なにやら体制におもねるような感じがして気色が悪い。

ところが、ページをめくって行くうちに、このカタログのすべてを皆さんに見てもらいたいと思った。

軍部による開戦への導火線は、いつ火を噴いてもおかしくないほどに緊迫した状態にあり、

暗雲垂れこめた断崖絶壁に立たされていたような時代だったのに、

カタログからは、多くの人々が園芸を愛し、豊かな生活を楽しんでいたことが伝わってくるのだ。


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サイズはB5。おそらく当時としてはかなり大きめだったのではないだろうか。

最後の38ページまで、藍のインクでびっしりと印刷されているのはタネのリストだ。

野菜類はもとより、穀類、雑穀、動物の飼料や牧草、薬草、ビート、綿や亜麻、大麻などの有用植物、

和洋の香辛料、多種多様の樹木、水稲に陸稲などなど、まさにタネのデパートといえよう。

内容も濃く、今でも作られている品種が数多い。

例えばトマトのページには写真入りで、ヴィクトリアトマト、不二トマト、世界一トマト、ポンテローザ、

赤大丸トマト、マーグローブ、ゴールデンポンテローザ、ポンニー・ベスト、フルーツトマト、ウインゾール、

早生プリチャード、極早生サットンス 、ベスト・オブ・オール、スパークス・アーリアナ、早生ジョン・ベア

アーリー・ジュール等がのっている。

特筆すべきは、現在人気のある「フルーツトマト」は、もうすでに70年前からあったことだ。


                              続く

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