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おかしいことばかり

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今年の気候は、どうもおかしい。

これまでは、西洋菩提樹の花が咲きはじめると、
ミツバチが大挙して押しかけ、嬉しそうに蜜を集めていたものだった。
その羽音がうるさくてうるさくて、ハチが去って行っても、耳の中にあの羽音がいつまでも残っていた。

ところがどうだろう。

樹勢が弱ったことが遠因かもしれないが、
今年は蜜を集めに来る(たぶん)ニホンミツバチの数は圧倒的に減った。
代わりにジャンボサイズのクマンバチが、ぶんぶん羽を震わせながら派手に飛び回っていた。

花の開花は半月から一月は、早くなっている。

バラはあっという間に咲き、
突風と共に散ってしまった。

このレモングラスとダリヤの写真は、今年の5月18日に撮影したものだ。
耐寒性があまりない植物を露地植えにした場合、ダメージから立ち直るのに結構時間がかかる。
我が家の場合は、レモングラスがこの程度に育つのは7月末ごろになるのに、
5月末とは・・・・。

おかしなことはまだある。
コボレダネで発芽するのは翌年がふつうだ。
しかし、今年はパンジー、ワスレナグサ、ローンデージー、ニオイスミレ、プリムラなど、
春一番のワイルドフラワーが芽を出している。
特に庭のあちこちで株に育っているのは、漢方の地黄の仲間だ。

反対に消えてしまったハーブは、ラベンダー、セイジ、ラムズイヤー、ヒソップ・・・。

害虫も多く、ナメクジにダンゴムシ、ヤマヒル、ハサミムシ、ゲジゲジなどが悪さをしてくれる。

そういえば、今年はヒキガエルの姿を見ていない。
毎年卵を産みに帰ってくるので始末に困っていたのに、来ないのはどうしてだろうか。

こうして書き出してみると、天候が原因ということが見えてきた。

今日の耐えがたい猛暑に一昨夜の突然の豪雨などのような、異常気象のせいではないだろうか。
思い返せばこの度の地震と津波による大災害も、異常気象が原因なのだ。
植物や動物たちは、本能的に察知して、生き急いでいるのかもしれない。

彼らはサインを出して私達に警告を発してくれているというのに、
国会では責任のなすりあい、派閥の醜い争い、嘘の上塗りと襤褸隠し等で大切な時間と経費を浪費している。

正直のところ、私には悪い予感がしているのだ。

どうか的中しないように、と祈るのみである。


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