HOME:広田せい子のハーブガーデン

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巣立ち前の教育

朝の4時頃なら、もう明るい。

2階の寝室から階下へ降り,庭に面した居間のガラス戸を開けると、
ハーブや花の香りと小鳥のさえずりが涼風とともに入ってくる。

1日のうちで、私はこのときが一番好きだ。

今は小鳥たちの養育と巣立ちの季節らしい。
庭のあちこちで、チュンチュンと甘ったれた鳴き声で、えさをねだっているのは子スズメだ。

若造のことをけなすのに、[黄色いくちばししやがって~」などというが、まさに今ガその時。
からだはすっかりおとなになっているのに、くちばしだけは黄色でやわらかそうなのだ。
スズメは警戒心」が強いので、人気の少ない早朝に現場教育をしているのだろう。

ヒヨドリやシジュウカラも虫の捕り方、食べ方を習っている。
鳴き方と枝の動きで、姿は見えなくてもわかるのだ。

巣立つ前に、親からこうした教育を受けられるのは、幸せなことである。

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マートルの樹の下でこちらをうかがっているのは、ガーデンキャットのマリコだ。
誰かに捨てられたのか、数年前からうちの庭で暮らしているが、
マリコの鳴き声を聞いたことがない。

おそらく、のらの母猫が
「けっして鳴くんじゃないよ。鳴いたら見つかってひどい目に遭わされるからね」
と教え込んだからではないだろうか。

ペットショップのガラスケースの中で飼い主を待つ、
血統書つきの[名犬]や『名猫」たちは、まだ目も開かないうちから商品としてあつかわれ、
母親のぬくもりや兄弟との遊びなども知らずに人間社会に組み込まれていく。

果たして何が幸せなのか、
いつもこの時期になると考えるテーマである。

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