ドクダミ・コスメ・ファクトリー

パソコンのご機嫌を損ねたようで、この頃は不仲な関係が続いている。
そんなわけで前回は途中でストップしてしまい、ごめんなさい。
さて、ドクダミ化粧水の作り方をあらためて記してみよう。
まず、採取するのに適した時期は、植物体の成分が充実している開花期がよい。
ドクダミは細いながらも強い根が土中で横に伸び、引っ張ると途中で千切れてしまう。
深く掘ってもなかなか全部取りきることは難しいので、来年の貯金と考えて残すとよい。
集めたドクダミをきれいに洗い、10本ぐらいずつ束ねる。
ざるに広げたり、タオルなどで水気を拭いて半乾き状態にしtら、ザクザクと粗く切る。
清潔な広口瓶などに切ったドクダミを詰め、35度の焼酎を注ぎ入れる。
量の目安としては、ドクダミが空気に触れないように、浸っている状態に、
暗くて涼しい場所に置き、時々瓶を揺すって浸出を促しながら状態を観察する。
3か月もたてば使えるが、半年は熟成させるとよい。
がーぜで漉す、さらに底が盛り上がっているワインの瓶に入れると滓が沈むので、
濁りのない化粧水ができる。
この原液を、冷蔵庫で保存する。
使うときはそのままか、水で薄めるとよい。
あるいは、肌の状態にあわせて掌の窪みをパレット代わりにして、
原液少々にはちみつや良質のオリーブオイルなどを混ぜて使うと楽しい。
仕込みの作業が進むにつれて、
あの匂いはどこへ行ったやら、まるで気にならない。
幼い頃に遊んだ、なつかしい「色水作り」を思いだしてしまった。
*6月15日にもドクダミの記事を書いたので、併せてどうぞ。