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HOME:広田せい子のハーブガーデン

ここから始まる。

日曜日の朝、メール便が届いた。
差出人は、広田泉 とある。

彼は私の次男で、父親と同じカメラマンの道を歩み出している。

「何だろう」とつぶやきながら封を切ると、

中から現れたものは、横長のこの本だった。


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あの3月11日の東日本大震災が起きた時、

彼は明日の撮影会で講師をつとめるため、「ひたちなか海浜鉄道」の下見に訪れていた。

そこへ突然襲った地震を、彼は「車が跳ねた」と表現している。

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写真はまだまだまだ続く。

車両が写っている写真を選んでしまったが、胸を打つ作品も少なくない。

ページを繰りながら、気がついたことがある。

それは昼の間に撮影した写真がほとんどなく、夕方や早朝の写真が多いことだ。

聞いてみると、彼は週末には物資を運び、現地でボランテア活動を続けてきたという。

そのため、ボランテアの仕事を終えてから撮影するので、日中の作品が少ないのだそうな。


このボランテアと写真集の出版のことを知ったのは、つい最近のことだ。

しかも自費出版で、利益が出たら、被災者への義捐金として寄付をするという。

こんなことを書いたら叱られそうだが、

ついこの前までは子供だったのに、いつの間にかおとなに育っていて嬉しい。

40歳を過ぎても、子供は子供だとばかり思っていたのに、ついほろりとくる。

彼のこの写真集が売れると、被災者の方々へ届くのだから、私も協力しなくては・・・・。

というわけで、どうぞよろしくお願いします。


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問合せ先 info@home-3.com

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