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市民が作った愛唱歌

私の生まれた福島市には、夢色の花が咲く丘がある。

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正しい地名があるはずなのに、私たちはいつの頃からか「花見山」と呼ぶようになった。
山というよりなだらかな丘は、四季折々の花の色に染まる。
とりわけ、早春から初夏にかけて、ヤマザクラやハクモクレン、レンギョウ、
サンシュユ、ツツジ、アジサイなどが咲く季節は、パステルで描いた絵のようにロマンチックだ。

花のシーズンには市民はもちろん 県外から訪れる見学者も多く、
昨年は30万人を超えたという。

驚いたことに、
この花見山は行政ではなく地主の阿部一郎さんが、
善意によって60年ほど前から、私有地を無料でオープンし続けているのだ。

阿部さんの職業は切り花の生産者で、さまざまな種類の花木を植えている。
毎年のように枝を切って出荷するために、あまり植物の丈が伸びないが、
かえって散策する人の目線と一致するのか、
花が身近に感じられて、足を運ぶ人が増えていった。

阿部さんが一人で園内の整備をしているのを見て、隣り合った丘に花畑を持つ人たちが、
阿部さんと同じような植物を植え始めた。
あの丘もこの丘も、次第に花の丘は広がっていった。

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さて、福島市には「ふくしま100人会」というグループがある。

メンバーは戦後の昭和22,23年に生まれた、いわゆる団塊の世代の人たちだ。
ふるさと福島を愛し、メンバーの男女100人が力を合わせ、
幸せな世の中になるよう地道に活動を続けている集団である。

今年はちょうど15周年目にあたり、
福島市の宝物である花見山をテーマにした愛唱歌を作り、
市民参加のかたちで歌い継いでいこう、という企画を進めていた。

歌い手は、メンバーが学生時代に憧れていたあの透き通るような声の持ち主の
白鳥英美子さんにお願いできたら・・・、ということになった。


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過日、弟から電話があった。

「せい子さんは前に白鳥英美子さんと一緒に仕事をしたことがあったよね」
「えぇ、でもどうして急に・・・」
じつは100人会の会長は、私の弟なのだ。

今から10年ほど前になるだろうか。
NHKのBSテレビで、白鳥さんと共演したことがあった。
タイトルはたしか、[歌とハーブのガーデンコンサート」と記憶している。

ステージは、名古屋ー広島ー札幌ー仙台と4か所で行った。
お互いに大の花好き、動物好きで、すぐに打ち解け、
ツアーは楽しい思い出がいっぱいの、良い旅だった。

あれから、花や美味しいものなどが二人の間を行き来し、
『また、お会いしたいわ」』が、合言葉のようになっていた。

まことに縁とは不思議なもの。
花の取り持つ縁で、今、まさに新しい歌が生まれようとしている。

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