雪にも負けず ②

今朝はお日様が輝いていても、ひじょうに空気が冷たい。
ニオイスミレのフェアー・オークス(V.odorata ’Fair oaks')も雪の中から、
顔を出して外の様子をうかがっている。
枝に乗っていた雪はあらかた落ちて、枝に残っていた雪の小さな塊りが、
朝日を受けてキラキラと光っている。
花壇をよく見ると、落下した雪がバラの枝を折ったり、
セリンセやエキウムに直撃したらしく、
芯の部分が曲がっていた。
ヒヤシンスのつぼみが半分だけ欠けているのは、小鳥の仕業だ。
春が近くなるにつれて餌が乏しくなるので、これからはもっと小鳥の餌を増やさないと・・・。

ニオイスミレの「ジョセフィーヌ」(V.odrata 'Josefine')も、
甘い香りを放っている。
彼女はナポレオン后妃として有名だが、
マルメゾンの館で世界中の薔薇のコレクションと改良を行い、
薔薇の歴史に偉大な足跡を残したことでも、知られている。
フランス后妃の名を持つこのスミレを、私はニュージランドで手に入れた。
そして、日本で今咲いている。