今シーズン3作目のベーコン

「習うより慣れろ」とは、よく言ったものだ。
私のベーコン作りも回を重ねるたびに、気楽に作れるようになった。
詳しい作り方は,2008年の12月21日から26、27、28日と
4回にわたって説明しているので、ご参考までに。
このスモーカーも年季が入ってるので、だいぶ貫禄が出てきたようだ。

今、最も困っているのは「風干し」の作業だ。
極上の塩にハーブやスパイスをたっぷっリ混ぜたソミュール液を作り、
3~4日漬け込んだら、流水で塩出しをし、冷たい風に当てて乾燥させる。
水分を飛ばす意味でも大切なプロセスだが、
干す場所が問題なのだ。
昼はカラスにヒヨドリ、何とメジロまでが脂身をついばみに来る。
これはベーコンのダメージよりも、小鳥たちが塩分過多になってはかわいそうだ。
低い場所では、昼夜を問わず猫が飛びつくことがある。
というわけで、夜の間、バラのアーチの頂上部にバー(重みに耐えられるので、じつはステッキ)
を渡して、干している。
後方の右は四季成りライム、株立ちの白っぽい枝は3メートルを超すハコネサンショウバラ、
パーゴラの上のバラは、ポールズ・ヒマラヤン・ムスク。
来週、選定をする予定だ。

今シーズン、3回目の自称会心の作。
1回目は、塩出しが少し浅かったので、いくらか塩からくなってしまった。
2回目は、肉の部位を肩ロースにしてみたが、やはり三枚肉のほうがベーコンにはマッチするようだ。
そして、3回目がこの出来だ。
そミュール液にはちみつを加えたことにより、仕上がりのつやもよく、
味にもやさしさが加わったように思える。

唯一つ難点は、食べ始めたら止められないことだ。
ふつうベーコンは、洋風料理のだし代わりに使うことが多く、そのまま食べることは少ないと聞いている。
とこが、自家製ならテーブルに塊のまま出しておけば、
好きな部位をナイフで切り取って安心して食べることができる。
だから、食べ過ぎには十分に気をつけなければ・・・・。
1回に作るのはだいたい2キロ。ブロックで8本になる。
冬の間の手土産や来客へのお土産はこの自家製ベーコンが多く、喜ばれているようだ。
まだ、5本ありますよ。
用事のある方は、今がチャンスですよ。