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カレル・チャペックしてる?

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注文しておいた種子や苗が、届き始めた。
もうひとつ届くのは、ガーデニング仲間からのメイルや電話だ。

「バラ苗の植え付け中で~す」
「畑の土づくり用に、こんな肥料を買ってみたの」
 そのほとんどが今自分のしていることをアピールしている。

今日届いた葉書に、
「カレル・チャペックしてますか?」という、メッセージが添えられていた。
私の返事は「いい質問ですこと。もちろんしてますとも」

キーワードのカレル・チャペックがわからないようでは、園芸愛好家の資格はない。

カレル・チャペックとは、チェコの有名な劇作家の名前だ。

1089年に生まれ、1938年に他界しているのに、
1975年に初版が出た「園芸家12カ月」を読んでいると、
庭仕事が大好きで大好きでたまらないおじさん、
町内には必ずいそうなおじさんのイメージがわいてくる。

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内容は、1月から順に庭仕事のおもしろさについて、洒脱なイラスト入りで書き綴っている。
素人風な観点から、さまざまな事柄に触れているが、
インテリジェンスに裏打ちされた軽妙な筆の運びが心地よい。
神話や聖書を下敷きにした話題や、学名に触れた個所も多く、
登場する植物は280種に及んでいる。

一番の魅力は、何といっても園芸のおもしろさを読者と共感できる点にある。
たとえば、満杯状態の花壇に球根を植える場所をさがしてうろうろし、
掘ってみたら先客がすでにいて・・・。
誰でも一度は経験していることで、体験した人にはビーンと来るのだ。

また、小松太郎氏の訳が素晴らしい。
上質なユーモアあふれるイラストも楽しくて、
春になると本棚から出して、ハンドバッグに入れている。
ちょっとした待ち時間に、どこからでも読めるからだ。

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はじめての方には、ぜひおすすめ。
すでに読んだことがある方には、読み直しをおすすめ。
読むたびに新しい気づきがあり、いかに園芸は人の心を癒してくれるかが伝わってくる。

「園芸家12カ月」 中央公論新社  中公文庫

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