美しいリンゴ 「さんさ」

果物のコーナーを見て歩くのが好きだ。
今の季節はリンゴの種類が豊富で、
全部味見をしてみたい誘惑ににかられる。
今日もフルーツ売り場の前で品定めをしていたら、
この季節には不似合いなりんごがあった
「さんさ」は早生のリンゴで、
名前の由来は、太鼓の音が鳴り響く盛岡の「さんさ祭り」の頃に
旬をむかえることからきているとか。
このリンゴには北国の短い夏を謳歌する人々の、熱い想いが込められているのだろう。

調べてみたらこの「さんさ」は、国際的な誕生をしている。
「あかね」の花粉をニュージランドへ送り、[ガーラ」と交配の結果生まれたのが「さんさ」なのだ。
サイズは小ぶりながら美しい色合いで、甘みと酸味の調和がよく、ジューシーなりんごだから、
現在は長野や青森などでも栽培をしている。
最近は上手に冷蔵する技術が進化していため、私が見たように秋でも店頭に並んでいたのかも・・・・。
秋口だから少し果皮が黄色っぽくなったのだろうか。
色違いのカラフルなタオルの上にリンゴをセットしてみた。
ブルーのほうはセザンヌの静物画のように見えるのだが、いかが?