HOME:広田せい子のハーブガーデン

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青い林檎の不思議な力

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「広田さーん、お荷物、ちょっと重いですよ」
玄関まで運んでもらった大き箱は、、
ふたを開ける前から、中身はわかっている。
さわやかなリンゴの香りが、箱の中から漂い出しているからだ。


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今年も届いた、英国生まれのクッキング・アップル・・・・。
その名は、Bramley’s seedling といい、
私たちが親しんできた今までのリンゴと、まるで違う特性を持つ。

形はやや扁平で、表は頬を膨らませた顔に似て、後ろはぷっくりとしたお尻のよう。
サイズは大小さまざまだが、つやのある果皮はやや厚い。、

最大の特徴は酸味が強く、生で一切れ食べただけで震え上がる人もいたとか。、
果肉は白くて硬いが、いわゆるボケるのが早いこともある。
独特の芳香に癒やしの効果があるようで、部屋の中に数個置いただけでハッピー気持ちになれる。

香りと酸味は加熱しても消えない。
信じられないほど短時間で火が通るため、
パイのフィリング、ソース、ジャム、チャツネ、ソルべ、煮込み料理などに適している。


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信州の小布施でこのブラムリー栽培を始めたのは、ちょうど20年前のことだった。
イギリスから品種の導入にあたり、
見事に縁組をまとめられたのは初代英国王立園芸協会日本支部の理事長A氏で、
理事の私はほんの少しお手伝いをした。
ただそれだけなのに、自分がかかわった外国の果物が生長し、
鈴なりに実をつけるようになったことは、ただただありがたい気持でいっぱいだ。

それにしても、この青い林檎には、人と人を結びつけ、
より良い状況へ導びく不思議な力を秘めているように思えてならない。
そのあらましは、以下のブログの隅々まで読んでいるうちに、よくわかる。

ブラムリーファンクラブ

blog.livedoor.jp/apple5555


2003年、ブラムリーのキーワードで知り合った3人の女性が、
それぞれの場でこの林檎について調べ、行動し、
ブログというステージでフルに発表している。

一般的にいって3という数は、
女性の友情を長く保たせるのには難しい数といわれている。、
ところが、彼女たちの知性と教養に裏打ちされた知的好奇心で、
ブラムリーについてさまざまな情報をゲットし、惜しげもなくブログで紹介をしてきた。

ファンクラブ発信のブラムリーにまつわる情報や現物などから、
可能性を見出したシェフや企業が動き始めている。、

また、小布施から始まった食の文化による村おこしは、
近隣にまで気運が伝わり、何が起こりそうな予感がたかまっているとか。

「蒔かぬ種子は生えぬ」という諺のように、
彼女たちがブログ畑に種子を蒔いたから、芽が出始めた。
ちなみに、Bramley’s seedling の seedling とは実生の意味である。

ファンクラブのフィールドに、種子を蒔いている多くの人々は、
いつかきっと見事な果実を味わう日がくることだろう。

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