HOME:広田せい子のハーブガーデン

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よい香りが漂う玄関 ②

玄関のもう一つの香りのよい花木とは、モクレン科のカラタネオガタマだ。
一見、何の取り柄もなさそうな地味な木で、ふだんは印象が薄い。

ところが、4月ごろになると茶色のビロードのような帽子をかぶった蕾が付き、
5月から6月にかけてくすんだピンク色の小さな花を開く。

P1120505_convert_20100607101402.jpg

面白いことに、この花は完熟したバナナにそっくりの香りがするのだ。
特に天気のよい日の午前中に、外気温が25度前後になると、バナナの甘い香りが漂い出す。
なるほど、幼い子供たちが「バナナの木」とよぶのも、大いにうなづける。

我が家のカラタネオガタマは、植えて10数年になった。
最初はすくすく育ったのに、隣に植えた芳樟が超スピードで生長したせいか日陰になり、
いじけた姿になってしまった。

ちょうどそんな時だったと思う。
鎌倉にお住まいの辰巳芳子先生のお宅へ伺うことが、多くなっていた。
三千坪もある敷地の中は、四季折々の草花と果樹、花木などが自然のままに植えられている。
特に初夏を迎える時節には、
大門の左側で伸び伸びと育ったカラタネオガタマが、
降り注ぐ太陽の光を浴びながら、かなり遠くまで南国の果実の芳香を漂わせていた。

「日陰ではだめね。日当たりを良くしなければ」と気づいた私は、
隣の芳樟の枝を払い幹を低くしたところ、
今年は今までにないほどたくさんの花が咲いた。

ちょうど、近くに植えた香りの強いことで知られる房咲きミモザ(アカシア・デアルバータ)と、
スパニッシュブルーム(スパルティム・ユンケイム)に、かんきつ類の花も満開なので、
道行く人の中には、足を止めてクンクンと香りの出所を探している人もいる。

花の香りに包まれて、1日が始まる幸せ・・・。
これは数10年かけてようやく手に入れた、小さな幸せである。

*
写真はのちほど

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