アポロが見た庭

WAW WA~N WAN(訳・こんにちは または、はじめまして)
僕は、ミニチュアシュナウザーのアポロです。
鉄道カメラマンの広田さんの庭続きの家に住んでいるんだけど、うちのご主人も広田さんなの。
なぜかって言えば、お隣のMUSUKOだからなんだって。

早いもので、僕がこの家に来てからもうすぐ1年になる。
散歩も好きだけど、こうして2階の窓から外を見下ろすとほんとうに面白いよ。
この写真は、ゴールデンウィークの頃に撮影したんだ。
あの頃は爽やかなお天気が続いて、気持ちがよかったなぁ。
ほら、西洋菩提樹っていう大きな樹の下に、丸いテーブルがあるでしょ。
あのテーブルはせい子バーバが50歳になったときに、自分自身にプレゼントをしたものなんだって。
来年70歳になるそうだから、もう20年も使っているのかぁ。
そういえば、バーバの乗っている黄色い「カブトムシ」は、40年もワンオーナーだそうだよ。
エンジンもボデイもまだまだいけそうなんだって。
よいものを長く使うと、よい思い出も増えるよね。
この庭は、薔薇のアーチで2軒の家がつながっているんだ。
花壇に植えてある植物は、ハーブと香りのよい花と組合わせているから、
毎朝とてもすばらしい香りが庭中に立ちこめて、それはそれは素敵だよ。
ついこの間は、福島からこのテーブルで朝ごはんを食べに来たきれいなお嬢さんがいたよ。
この雰囲気は、お茶もワインも似合うよね。

薔薇のアーチを、上から見たらこんなふうに見える。
せい子バーバは、しきりに感心してくれたので、僕も嬉しかったな。
薔薇の名前?
なにしろ、この家を建てたのでせい子バーバの庭はめちゃくちゃになって、
ほとんどを作りなおしたんだって。
だから、去年の今頃はここの外工の追い込みでたいへん。
そんなわけだから、つる薔薇は生育が早く、開花期間が長いこと、という条件で選んだそうだよ。
左側から登って来ているのは、中国産の「庚申薔薇」と、日本生まれの「紫玉」。
病気に強くて花数が多く、棘は少ない、いい薔薇だとか。
右から登って行くのは、ハニーサックルの「ゴールドフレーム」。
近くにに小輪房咲きの「コーネリア」を植えたのは、失敗だったそうだ。
同じような色とボリュームだから、相乗効果があると思ったのに、
ハニーサックルが強すぎて、バランスが悪くなってしまったんだって。
あれっ、もうお散歩の時間だ。
WAN WAN WA WA~N(訳・それでは、ごきげんよう)
P.S 僕の上まぶたから垂れ下がっているのは、付けまつ毛ではありません。
天然自然のまつ毛でーす。