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ブルーベルの花と映画

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西洋菩提樹の根元を、ぐるりと取り巻くようにブルーベルの花が咲いている。
今年はスタチューの Reading Girl を、青い海の中にセットしてみたが、
ブルーは気持ちを落ち着ける色なので、さぞかい読書がはかどっているのではないだろうか。

数えてみると、最初にイギリスの種子から育て、植え替えなしでもう18年もたっている。
日本の高温多湿の悪条件にもめげずに、ぐんぐん増えるので、
これまで何人もの花友達にプレゼントをしてきた。

もしも、明るい林のような広い敷地があったなら、この青い花をカーペットのように植えてみたい。
というのは、この花が咲くといつも思い出す映画の断片があるからだ。

アイボリー監督の「ハワーズ・エンド」には、、
暗闇の中にブルーベルがびっしりと咲く野原(?)が浮き上がり、
主人公のよろめくような目線で、数秒間映し出される印象的なシーンがあった。

フォスター原作のこの作品は、厳然としたクラースが残る階級意識がテーマだったのに、
私はファッションやインテリア、ガーデニングなどのほうへばかり目が行っていた。

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この青い花をきっかけに、
フォスター原作+アイボリー監督の作品を、もう一度ゆっくりと見直してみよう。

「モーリス」、「眺めのいい部屋」、「ハワーズ・エンド」、「インドへの道」など、どれも、
それぞれにファッションがすばらしい。
特に「インドへの道」の、リネンのワンピースがよかったなぁ。
「ハワーズ・エンド」は、室内の壁紙やカーテンも再注目しなくては・・・・

晴耕雨読というが、映画は「晴耕雨写」とでもいうのかしらん。


* ブルーベルについては、
2008年4月22日にも記している。ご参考までに。


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