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北の国の花っこ

盛岡に住む花友達から、メール便が届いた。中には、
北の国の花っこという大判の雑誌が入っていた。

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「あらっ、この庭に見覚えがあるわ。そうそう、去年の夏に見学したヒロガーデンよ」
表紙の写真を見たとたん、懐かしさがこみあげてきた。

この雑誌は、表紙の隅にガーデニングとばらのことと書きこんでいるように、テーマがはっきりとしているのが、読者側ことってはこちよい。

ガーデニングといえば、実践は後回しでムード優先のほわほわした内容とか、
いわゆるパクリ記事が多い。
しかし、経験と美的センスを基にした知識を、
出し惜しみせずに公開した及川ひろ子さんのページがためになった。
例えば、耐寒性がある花として、開花期間が長くロマンチックな花のプルモナリアを紹介し、
老後に向けてのガーデニングでは、
各所になるほどと感心させられる場があり、たいへん参考になった。

また、伊藤幸男先生と漫画家の佐香厚子さんのコラボレーションで、
漫画による「つるバラの剪定」を取り上げたのが、とてもわかりやすかった。
木を植える話、クレマチスの話、ローズガーデン紹介などと盛りだくさんな内容の中で、私は
「ガーデンめぐりのマナーとエチケット」について記した。
これは、イギリスのガーデニングを身近な楽しみとして具現化し、
知る人ぞ知る、チャールス皇太子の師でもあったローズマリー・ヴェアリー夫人からお聞きしたものだ。

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圧巻は2010年の、公開庭園ガイドマップである。
これだけの個人庭園があり、園芸のレベルが高いのは、
岩手県の生活文化度がいかに高いか、を物語っているといえよう。
ばらの写真がさりげなく、あるいはこれでもかというほど、各所にちりばめられているのも、
ばらファンにとってはたまらない楽しみである。

問い合わせ先  http://buchi18.cool.ne.jp

★及川さんの庭については、2009年8月2日のブログをどうぞ。

★上の写真に添えた薔薇は、今年初めて開花したチャイナ系の濃淡。
濃い色は村田ばら園で求めたつる性の庚申薔薇。
薄い色は近所の農家に古く伝わる、「義姉さんからもらったばら」という名の、チャイナ系。
この辺りでは、同じ名字の家に必ずと言っていいほどこの薔薇が咲く。








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