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不良とスキー

気圧の関係だと思うが、台風が近づくと気が昂ぶる人が多い。
しかし、反対に雪が降るとはしゃぐ人もいる。

昨日は窓越しに雪を眺めながら、学生時代の友人と長話をした。
ひとしきり思い出話に花が咲き、雪つながりでスキーの話になった。

「今なら車で行けるけど、昔はスキー場へ行くだけでも時間がかかってたいへんだったわ。
あなたは福島の方だったわよね。
あちらにはスキー場がたくさんあるから、ずいぶんお上手なんでしょう?」

「近くには高湯とか土湯などのスキー場があるわ。
ところが、全然滑れないのよ。高校生生時代にはスキー場へ行ったことさえないの」

「まぁ、それはどうして?」

「スキー場には、東京から不良が来ているから、という理由で立ち寄り禁止だったのよ。
風紀係が巡回していて、見つかったらたいへんだったらしいわ。
これが明治とか大正の話じゃなくて、私が高校生だった昭和30年代の頃の話なのよ」

「へぇ、不良ねぇ、今どき聞かない懐かしい言葉だわ。
私立の女子高でしたの? 例えばミッションスクールとか・・・」

「いいえ、県立の女子高よ。歴史のある進学校で、ここを出たということはステイタスなの。
でもね、福島では名のある高校はほとんどが男女別学で、共学になっ手からまだ10年はたっていないわ」

「ウッソー、驚いたわ」

「不良が来るからというのは、あの当時は笑いごとではなかったのよ。
反対にいえば、学校の先生や地域の大人たちが連帯して生徒を守ってくれたのだと思うの。
当の私たちは、厳しいとは考えずに世の中はそんなものだと思って、ちゃんと規則を守っていたのですもの」

「不良ねぇ、栄養不良という言葉は死語に近くなったし、
いわゆる素行不良の不良は当たり前すぎて話題にもならなくなっちゃったし・・・・」

「世の中は変わるものなのね」

制約がない何でも自由に行える世の中になった今、
こんな高校生時代を送った私を思い出させてくれた雪に、感謝している。


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